今回は、お酒で太るのかどうかという話についてです。
よく、「ビール腹」だとか言いますけど、あれって本当にビールで太っているのかどうかわかりませんよね。
ですので、これから紹介する研究では、6週間一定のお酒を飲んで本当に太るのか調べました。
結果はどうなんでしょうか。
その前に、アルコールと代謝についてみていきましょう。
アルコールは体重には影響しない!
アルコールは健康に被害をもたらしますが、体重増加とは関係がないようです。
お酒は食欲を増進させますが、グラス1杯のワインなどは同じカロリーのアイスクリームほどは影響しません。
じつは, アルコールは他の食べ物とのみと違う生化学的経路ををたどって代謝されるために、消費のされ方も消費される量も異なります。
少なくとも、アルコールの一カロリー一部は消えてしまうようです。
さらに、アルコールは体温を上昇させ、同じカロリーの他の飲み物より、エネルギーを20%ほど多く代謝します。
しかも、脂肪や炭水化物やたんぱく質と違い、アルコールは体内にため込まれることはなく、すぐにエネルギーとして消費されます。
ただ、そうはいってもお酒と一緒に食事をすれば太るのではないかと思いますよね。
普通に食事をしたらお酒は体重を増加させるのか!?
コロラド州立大学のローレン・コーダンたちは、適度なアルコール摂取が、基質利用の変化、酸素消費、または食事の主要栄養素含有量の変化を介して体重に影響を与える可能性があるかどうかを調査した。(1)
14人の男性被験者(平均年齢= 32.1歳)に、12週間の自由生活のクロスオーバー試験に参加しました。
この試験では、赤ワイン(270 ml; 13%v / vエタノール)を6週間毎日飲んで、2600㎉の食事をしてもらった。
次の6週間は食事量はそのままでお酒は飲んまないようにしてもらった。
その結果、ワインが吸収されたかどうかにかかわらず、体重、体脂肪率、皮下脂肪率、安静時代謝率、カロリー摂取量、食事の主要栄養素含有量、または空腹時のいずれについても、有意差(p> 0.05)は示されなかった。
インスリンまたはブドウ糖の濃度もも変化しなかった。
6週間にわたる自由生活の被験者では、夕食に2杯の赤ワインを追加しても、この期間中に体重に悪影響を及ぼしたり、肥満の発症を促進したりする可能性のある測定変数に影響を与えるなかった。
ただ、カクテルみたいにジュースなどを加えたりするお酒はその分カロリーが増えますし、アルコールの消費カロリーも妨げることもあり得ます。
また、太っている人はアルコールのカロリーは体重を増加させやすいです。(2)
それに、食べる量と飲む量にもよって変わってきます。
ちょっと一言
いかがでしたか。
基本的に、ワイン2杯くらいなら体重には影響しないということでした。
だからといって、飲んだ方が良いというわけではありません。
お酒は少しでも健康に悪影響が出るということがわかっていますので。
それでも、お酒が好きならワイン2杯くらいにとどめておいた方が良いと思います。
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