食べる量を減らしたいんだけどなかなか減らないんだよねーなんて方もいると思います。
街に行けば、「大盛り」とか「メガ盛り」なんて言葉がよく目につきます。
しかも、なんか得なような気がしてしまい、つい食べたりしてしまうことはありませんか。
また、おなかがそんなに空いていなくても、同じように食べてしまった経験もあるはずです。
それこそ、人間が必要なカロリーを計算できていない証拠です。
では、何で判断しているのでしょうかね。
食べる量が増えたり減ったりするのは?
ペンシルベニア大学の心理学者、アンドリュー・ガイア―たちは、3つの実験を行った。(1)
一つ目の実験では、トッツィロール(棒状のキャンディ)をボウルに入れて、被験者に好きなだけ食べてもらった。
日によって、一つ一つの起きさが変わり、ある時は大きなキャンディが、別の日には小さなキャンディがボウルに山盛りになっていた。
そして研究者たちは、フィラデルフィアのソフトレッツェル(リボンの形をした焼き菓子)を使って同じ実験をした。
ただしこの時は、丸ごと一個で食べる日と半分に切って食べる日があった。
最後に、大きなボウルにМ&М(マーブル型のチョコ)を盛り、ある日はスープ用のスプーンを、別の日はその4倍の大きさのスプーンを添えた。
その結果、どのお菓子でも、被験者は大きいサイズで出された時の方が多く食べた。
逆に言えば、小さい言もので食べれば、食べる量は減るということです。
研究者はこの現象をユニット(単位)バイアスと名付けました。
人間は“1”というもので区切りをつけているのです。
1杯、1カップなど。
カロリーではなくユニット!
ですので、違う観点から言えば、カロリーでは計算していないのです。
例えば、アメリカで売られているハンバーガーが日本の2個分のカロリーに相当しても、2個食べることはあまりありません。
もちろん、物によりますが。
食べ物以外でも、このユニットバイアスは色んなものに影響しています。
例えば、映画なら90分であろうが3時間であろうが最後まで観るはずです。
また、僕が思うに電車の乗り換えなんてよくカウントしますが、距離を言う人はあまりいない気がします。
数えやすいからだと思います。
ちょっと一言
人間は1というもので区切りをつけて、どれだけ食べたかを判断していることがわかりました。
ですので、スプーンやお茶碗を少し小さいの(80%くらい)に変えてみては。
また、飲みに行っても、大ジョッキで頼むより瓶ビールでグラスに何杯も注げば、かなり飲んだ気になれますので節約にもなります。
自分なりにいろいろ試してみてください。
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