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カロリー制限をすると甲状腺ホルモンが低下してしまって危険!?

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今回はカロリー制限と甲状腺ホルモンについてです。

 

カロリー制限をすると、甲状腺ホルモンの低下を招いて危険だと思っている方もいるかもしれません。

 

実際はどうなのでしょうか。

 

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カロリー制限をしても!?

セントルイス大学のエドワード・ルイスたちは、ボランティアで参加した非喫煙・日肥満で健康状態が良く、あまり運動していない50代男女を三つのグループに分けた。(1)

 

その三つは、カロリーを制限するグループ、運動w3雄するグループ、普段通りに生活するグループ(対照群)。

 

そして、1年間観察した。

 

また、カロリー制限をしたグループでは、摂取カロリーを1日300キロカロリーから500キロカロリーに減らした。

運動グループは、通常の食事をとりながら運動をした。

 

その結果、カロリー制限グループと運動グループでは体脂肪量が同程度に減少し、カロリー制限グループのみ、甲状腺ホルモン値が低下していた。

 

甲状腺ホルモン値が低いことは悪いことだと思うかもしれません。

 

実際、甲状腺機能低下症(血中の甲状腺ホルモンの作用が低下することで引き起こされる)や甲状腺機能障害を防ぐために、甲状腺ホルモンを補てんしている人がいます。

 

一方で、甲状腺の機能が過剰になる甲状腺機能亢進症という病気もありますが、甲状腺機能低下症の方が一般的です。

 

首の付け根にある甲状腺でつくられる甲状腺ホルモンは、成長や新陳代謝の促進、エネルギー産出の関わり、認知能力や骨、心血管の健康維持も助けるなど、重要な働きをしています。

 

甲状腺の機能障害が健康に害を及ぼすのはそのためです。

 

そして、様々な生物において、甲状腺機能の低下が寿命延長と関連しているのです。

 

甲状腺ホルモン値の低さは、長寿の家系に遺伝することも考えられています。

 

これは、甲状腺ホルモンの活動が低下すると、身体のエネルギー消費量が「成長・増殖」のモードから保護・維持(オートファジー)に移行し、結果として健康と長寿が促されるため、と考えられています。

 

また、甲状腺ホルモン値が低いと酸化ストレスに低いとい利点もあります。

 

重要なのは、カロリー制限によって甲状腺機能が正常範囲以内で低下することであり、異常値になるわけではありません。

 

正常範囲正常範囲にある限り、甲状腺機能の恩恵を受けながら、寿命を延ばすことが可能になるのです。

 

研究者たちは、カロリー制限と運動が(特にこれらを併用した場合に)もたらす研究を続けているようです。

 

最近の研究では、カロリー制限と運動を併用した方が片方だけ実施した時よりも、代謝(主に血糖値の調節とインスリン感受性)を高めることがわかった。(2)

 

これは体重減少効果が同じであっても当てはまります。

 

ちょっと一言

ですので、カロリー制限をしたところで、甲状腺ホルモンが低下しても大丈夫なのです。

 

それより、カロリー制限で多くの恩恵が受けられるので積極的にやってみたらどうでしょうか。

 

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ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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