ダイエットをしたい人は甘いものを控えたいですし、なんかの病気で塩分を控えている方もいると思います。
でも、甘いものや塩味があるものが食べたいですよね。
もちろん、何でも食べてくださいといっているわけではありません。
要するに、満足感が得られればいいわけです。
そこで、重要になってくるのは「におい」です。
においを操ってやれば、食べてはいけないものを食べずに、満足感が得られるのです。
においで味がわかるのはなぜ?
よく「甘いにおい」「酸っぱいにおい」「塩辛いにおい」という言い方をします。
これはいつも食事で、甘味や酸味、塩味と一緒ににおいを経験しているからです。
例えば、クッキーのにおいが甘く感じるのは、クッキーが甘いからです。
また、バニラの香りを添加した低脂肪牛乳は、香りをつけない牛乳より甘く感じます。
これは、バニラの香りが甘いものに使われることが多くて、それを繰り返し経験しているからです。(1)(2)
また、母乳にも乳児用のミルクにもバニラの成分が含まれていて、どちらも甘いです。
だから、バニラの香りは甘く感じるのです。
では、実際に味が香りの経験によって変わるのでしょうか。
香りと味の関係!
シドニー大学のロバート・ボークスたちは、人がにおいと味を経験によって結び付けるのかを調べた。(3)
まず、実験の参加者に選んだのは、ライチの香りを嗅いだことがなく、ライチのにおいが甘いのか酸っぱいのかわからない人たちだった。
そして、彼らを半分のグループに分け、一方にはライチのにおいをつけた砂糖水を飲んでもらい、もう一方にはライチのにおいをつけた酸っぱい水を飲んでもらった。
その結果、甘い水を飲んだ被験者は、ライチのにおいを甘いと評価し、酸っぱい水を飲んだ被験者はにおいも酸っぱいと判定した。
つまり、まだ食べたことのないフルーツと砂糖水を混ぜて飲めば、そのフルーツは甘いにおいがすると認識するわけです。
また、塩味でも同じです。
ドイツのドレスデン工科大学の研究では、ベーコンのにおいが塩水をより塩辛くすることがわかった。(4)
これで、塩味が少なくても薄くは感じませんね。
フランス ディジョンの研究機関のマリオン・エモラインたちは、チーズフランにハムの香りを付け加えた場合、加えなかった場合に比べて40%も塩辛く感じたと実験結果を報告している。(5)
要するに、ハムとかベーコンとかの香りを嗅げばいいだけの話です。
ただし、食べないでくださいね。
ちょっと一言
においをコントロールすれば、食事もある程度はコントロールできるのでしょうか。
別に、ベーコンじゃなくても塩辛いにおいを嗅げばいいだけだ思います。
甘いものも同様だと思うので試してください。
ちなみに、お祭りとかで出ている綿あめとか焼きそばのにおいの嗅ぐだけで甘いもの、塩辛いものは食べたくなくなります。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!
カテゴリー一覧
