現代では、うつ病の人が多くなってきていると言われています。
何が原因なのかを特定することは難しいですが。
で、うつ病の人ってどういう行動をとるのかってちょっと疑問を持ったことがあるかもしれません。
タイトに書いてある通り、うつ病の人はあえて自分から暗い方向に行こうとするのです。
普通の人からすれば、「えっ!何で?」って思いますよね。
その理由は・・・
うつ病の人の奇妙な行動!
ヘブライ大学のヤエル・ミルグラムたちは、うつ病の人とそうでない人の違いについて調べた。(1)
まず、両方の被験者たちに楽しい写真と悲しい写真、中立な写真を見てもらい、そのあとに同じ写真をもう一度見るか、それとも空白の画面を見るかを選んでもらったうえで、最後にその時の気分を評価してもらった。
その結果、どちらの被験者も楽しい写真を見た時は楽しくなり、悲しい写真を見た時は悲しくなった。
ところが、うつ病の人は楽しい写真の選択の頻度にそうではない人と変わらなかったが、悲しみを感じる写真をあえて選択する傾向が明らかに高かった。
二つ目の研究では、また別の被験者を集め、今度は楽しい音楽と悲しい音楽で同じような実験をした。
結果は全く同じで、悲しい音楽を選ぶ率はうつ病の人の方が高かった。
最後の実験では、グループの被験者たちに感情的な刺激に対する反応を強めたり弱めたりする訓練を受けてもらった。
うつ病の人に、気分を良くする認知的方法と気分を悪化させる認知的方法を教えた。
その上で、同じように楽しい画像、悲しい画像、中立的な画像を見せ、教わった方法を使って自分を楽しくするか悲しくするかを選んでもらった。
その結果、うつ病の人は気分を明るくする画像を選ばずに、気分を暗くするものを選んだ。
うつ病の人からしたら、どうかしていると思います。
ですが、人間の心理には一貫性の原理というものがあります。
ようは、今までも暗かったから、また暗いものを選ぶというのは安心になるのです。
これはどんな人にも当てはまりますが、自分が今まで経験してきた範囲で何かをやる時は特に不安を感じません。
ですが、未知の領域に入ろうとした途端、不安が押し寄せてくるのです。
だから、うつ病の人は自分からあえて気分が沈むようなものを選択するというのは、そういう意味では自然なことなのです。
ちょっと一言
常に暗い音楽とかを聴いている人は、うつ病かもしれませんね。
僕自身、音楽はよく聴きますが意識したことがありませんでした。
YouTubeの履歴を見れば一目瞭然です。
今、見ましたが、そこまでではないなーという感じです。
みなさんも普段どういうものを見ているか、聴いているかで影響されてしまっているかもしれません。
もし明るい人間になりたと思ったら明るい音楽を聴いたり、そういう人と付き合ってみるといいと思います。
人間の心理って簡単に伝染するので。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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