痛みに強い、弱いっていうのは、遺伝子で決まってしまっている部分もあります。
これはどうにもなりません。
ですが、誰でも痛みに耐えやすくなる方法を今回は紹介します。
ちなみに怪我をしても気がつかなった時って、どんなときだったか思い出してみてください。
痛みに強く!
研究者は、「私たちは、研究室で実質可能な簡単な方法はないかと考えました。そして、学生たちに〈本人視点のシューティングゲーム〉をさせることを思いついたのです」と説明。
キール大学のリチャード・スティーヴンズたちは、40人の学生を被験者として氷水の実験を行った。(1)
本人視点のシューティングゲームとは、画面が自分の視野になっている状態でゲームの中の世界を駆けまわって銃で敵を殺していくゲームで、被験者たちにそんなゲームとゴルフゲームをやってもらった。
そして、それぞれのゲームが被験者たちに与える影響を明確にするために、ゲーム後にアンケートをとった。
アンケート内容は、自分の性格を〈カッとしやすい〉〈イライラしやすい〉〈平静〉〈温和〉などの項目で1から5まで自己評価してもらった。
実験の仕上げとして、被験者たちがどれほど攻撃的になっているかを確認するテストを行った。
研究者は、被験者たちに、〈explo○e〉〈○ight〉というような一つ文字が欠けた単語を一瞬だけ見せて、何んと書いてあったのか質問した。
〈explode(爆発する・激怒する)〉〈fight(戦い)〉と答えた被験者は、〈explore(探検する)〉〈light(明かり)〉と答えた被験者よりも攻撃的だと判断された。
その結果、度の被験者もゴルフゲームをやった後よりもシューティングゲームをやった後の方が、アンケートではより攻撃的な回答をして、言葉の穴埋めテストではより暴力的な言葉を頭に思い浮かべていた。
その結果、ゴルフゲームをやった後の氷水の実験で手を浸すことができた時間は、男子学生の平均は117秒で、女子学生は106秒だった。
一方でシューティングゲームをやった後は、男子学生は195秒で、女子学生は174秒に上がった。
研究者たちは、「要するに私たちは、氷水の実験で罵倒語でやった時と同じパターンの結果を見たのです。学生たちはシューティングゲームをやった後のほうが氷水に長く手を浸していられましたし、心拍数も上昇していました」という。
ということは、心拍数を上げておけば、痛みに耐えやすくなるのですかねー。
中には、そんなこと大したことないと思う方もいるかもしれませんが、実際にやってみるとわかります。
ちょっと一言
自分視点のシューティングゲームをやった後に氷水に手を浸けると、ゴルフゲームの後に比べて倍近い時間耐えることができたということがわかりました。
多分、闘争逃走反応が起きているからだと思います。
この反応は、太古の時代には必須で獣などに出くわしたときに闘うか逃げるかという選択に迫られます。
その時にいちいち、痛みに反応していたら命が危うくなります。
そうならないように、この反応が起きたら、全身にコルチゾール(ストレスホルモン)が行き渡り、痛みを感じにくくしてくれます。
もちろん、アドレナリンなんかもそういう作用があります。
いずれにしても、闘争逃走反応が起きれば痛みに耐えやすくなることが言えます。
ですので、罵倒語を使ったりシューティングゲームをやった後にその反応が起きている可能性が高いので、長時間氷水に手を浸けることができたのでしょう。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!
カテゴリー一覧
