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トマトの科学!~トマトを食べた方が良い理由~

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今回はトマトについてです。

 

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トマトには有益な生理活性物質、特にリコピンやルチン、β-クリプトキサンチンなどのカロテノイドが含まれています。

 

中でも血管新生を強力に阻害するリコピンは、最も重要な物質です。

 

リコピンはトマト全体に含まれていますが、果皮には果肉の3倍から5倍も多く含まれているため、果皮をつけたまま調理するとより健康効果が高くなります。(1)

 

実際、調理というのはトマトから最大限の栄養素を摂取するために重要なことです。

 

茎のついたままのトマトでは、リコピンはトランス体という化学構造をとっていますが、残念ながらトランス体のリコピンは体内に吸収されにくいのです。

 

ですが、トマトを加熱することによって、トランス体がシス体に変化し、吸収されやすくなります。(2)

 

さらに、加熱によってトマトの細胞からより多くのリコピンが放出されるため、トマトソースやトマトペーストのリコピン濃度は高くなります。

 

リコピンはまた、脂溶性、つまり油に溶けるために、トマトをオリーブオイルで調理すると、体内に吸収されるリコピンの量は3倍になります。

 

また、トマトの有益性は疫学研究でも示されていて、30件以上の研究によって、前立腺がんの増殖を抑える効果が確認されました。(3)

 

ハーバード大学が行った<男性医療従事者の疫学研究>では、4万6719人の男性を対象にリコピンの摂取量が調べられた。(4)

 

その結果、1週間に2カップから3カップのトマトを摂取する人は、前立腺がんの発症リスクが30%低いことがわかった。

 

この結果は、がんに対するリコピンの血管新生阻害作用によるものだと考えられた。

 

さらに、前立腺がんを実際に発症した男性がトマトソースを多く摂取すると、がんを養う血管の新生が抑制され、がんの進行が遅くなる傾向が傾向があることがわかった。(5)

 

トマトには1000以上の品種があり、リコピンの含有量は品種ごとに大きく異なります。

 

では、血管新生阻害作用が最も高い品種はどれでしょうか。

 

119種類のトマトについて調べた研究では、チェリートマトのリコピンの含有量は他のトマトより24%高いことがわかった。(6)

 

これは、イタリアのサンマルツァーノ村、ヴェスヴィオ火山の斜面で育てられている昔からの種であるサンマルツァーノ種はもっともリコピン含有量が高いトマトのひとつです。

 

このトマトは独特な濃厚な味がし、生でも缶詰めでもペーストでも美味しいようです。

 

そして、大昔から存在する黄色がかったオレンジ色の種も注目に値します。

 

というのも、生の状態ですでに、腸管から吸収されやすいシス体のリコピンが多く含んでいるからです。

 

オハイオ州立大学の研究者たちが行った臨床試験によって、タンジェリントマトでつくったトマトジュースは、通常の赤いトマトでつくったトマトジュースよりも8.5倍も血液中に休されやすいことがわかった。(7)

 

酸味と甘みのバアランスの良いタンジェリントマトはおいしく健康的だと言えます。(8)

 

また、黒トマトに含まれるリコピンの量は、赤いトマトよりも多く、黄色いトマトの1000倍以上であることもわかっています。(9)

 

完熟トマトはもつとずっしりと重く、身が締まっていて、にぎるとわずかな弾力があります。

 

そして、甘い香りがします。

 

新鮮なトマトを収穫したり、市場で買ったりしたら、直射日光を避け室温で保管し、数日以内に食べるのがおススメです。

 

 

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ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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