栄養

魚に含まれているオメガ3って一体何なの!?

投稿日:2021年11月25日 更新日:


 

今回は魚に含まれているオメガ3って何なの!?という話です。

 

魚を食べる人は長生きします。(1)

 

その理由の一つは、魚介類が血管新生に影響を及ぼすからです。

 

多くの魚介類の身には健康効果の高い多価不飽和脂肪酸(PUFA)が含まれています。

 

この有益な脂肪は、魚が海で食べる植物プランクトンに由来します。

 

PUFAに属するオメガ3脂肪酸が体に良い知っていると思いますが、オメガ3脂肪酸には実はEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)、そして、ALA(α‐リノレン酸)の3種類があって、それぞれに健康効果があります。

 

EPAとDHAは魚介類に含まれ、ALAは主に植物に含まれています。

 

オメガ3脂肪酸には血管新生を阻害する作用があることが知られています。(2)

 

しかし健康効果をもたらすのは、オメガ3脂肪酸だけでなく、オメガ6脂肪酸と呼ばれる別のPUFAとオメガ3脂肪酸の摂取量の比なのです。

 

3と6という数字は、それらの脂肪酸の分子内の「不飽和」な部位の位置を示しています。

 

がんの予防には、魚介類のオメガ3脂肪酸を摂取すればするほど有益だということが研究によって示されています。

 

反対に、オメガ3脂肪酸に対するオメガ6脂肪酸(植物油に含まれる)の摂取量が多い(オメガ6:3が高い)と、有害な炎症が起きやすくなったり、様々な疾患のリスクが高まったりします。(3)

 

〈シンガポール在住の中国系の成人を対象にした研究(the Singapore Chinese Health Study)〉や〈EPIC研究〉などの大規模調査から、魚介類の摂取量とがんの発症リスクの低下との関連が判明しています。

 

〈シンガポールの研究〉では、3万5298人の女性を対象に調査が行われ、その結果、魚や貝、甲殻類を1日当たり約85g食べる女性は、乳がんの発症リスクが26%低いことがわかった。(4)

 

〈EPICの研究〉からも、毎日85g以上魚を食べる人は、大腸がんの発症リスクが31%低いことがわかった。(5)

 

魚の効果はがんの予防だけではありません。

 

ハーバード大学の研究者が行った3万8022人の中年女性を対象にした〈女性の健康効果〉の結果、1週間に1回以上、10年間にわたって、脂肪の多い魚を食べた人は、高齢者の失明の原因で最も多いとされる加齢黄班変性(AMD)(目の奥で異常な血管が作られ、血液成分が漏れやすくなることで引き起こされる)の発症リスクが42%低いことが判明した。(6)

 

中国の常熟市第二人民医院はアイスランド、オランダ、アメリカ、オーストラリアで行われた8つの異なる研究のメタアナリアシス(参加者の合計は12万8988人だった)を行った。(7)

 

その結果、魚を摂取(頻度は1カ月に1回以下から1週間に3、4回まで)する人は、AMDの発症リスクが24%低いことがわかった。

 

さらに、魚の種類によって、健康効果も異なることもわかった。

 

サバ、サケ、イワシオキスズキ、メカジキをよく食べる人は、AMDの発症リスクが32%も低く、マグロではさらに42%も低かった。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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