子守唄って寝かしつけるイメージがあるのですが、みなさんはどう思っていますか。
よく眠そうにしている子供に聴かせる歌だというのが一般的ですよね。
実は科学的に子供に子守唄を聴かせる時に、聞かせて良い場合と聞かせてはいけない場合があるのです。
どういうことだと思いますか。
子守唄は時と場合によって!
トロント大学のサンドラ・トレハブ教授のチームは、母親の歌を聴く前後の生後6か月の乳児の唾液の含まれるコルチゾール(ストレスホルモン)の量の差を調べた。(1)
研究者たちは、母親による遊び歌の歌声は乳児のコルチゾールのレベルにどう影響するかというのが研究の目的だった。
結果、実験前から乳児が過剰に刺激を感じ、そもそも初めからコルチゾールのレベルが高かった時は、親の子守唄で下がった。
ところが、眠たそうにリラックスしている時、つまり実験前のコルチゾールレベルがもともと低かった場合は、正反対の効果があった。
母親が歌い始めると、子供たちはより大きな刺激を受けて、目の前のことに注意を払って、愉しめる程度までコルチゾールレベルが上昇した。
ようは、遊び歌でも子守唄でも、少しストレスを感じている子供にはリラックスさせ、反対に眠たそうにしている時は、刺激的なもになるので目が冴えるという効果があるということです。
また、子供が動揺している時は、子守唄より遊び歌の方が効果は高いらしいです。(2)
テンポが遅くピッチが低い子守唄より、元気の良い遊び歌の方が子供の興味を惹きつけ、気をそらせる効果があるんだとか。
一方、子守唄が効果を発揮する時は、子供が満足している時が良いみたいです。
そう言われれば、そうなのかもっていう気もします。
大人でも、寝る前に音楽を眠りにくくなったりするので、まぁ当然かなと思うところです。
しかも、眠い時に音楽を聴かされたら、邪魔以外の何物でもありませんよね。
そう考えれば、子供からして眠い時に「子守唄なんか歌わないでくれ」と思っているのかもしれません。
ちょっと一言
母親の子守唄などは、子供の状態によって効果が違うということがわかりました。
子供がリラックスしている時は覚醒させ、逆に元気でいる時はリラックスさせました。
ということは、寝かせたいときに遊んでいれば、子守唄は抜群の効果を発揮します。
逆に眠そうにしている時は子守唄は必要ないですし、せっかく眠そうにしているのに起こそうとしてしまっていることになります。
ですので、子守唄は時と場合によって、使い分けてくださいね。
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