睡眠不足なのはわかっているけど、どうしてもやらなければいけない仕事があります。
もちろん、夜勤の仕事、それ以外にも日中も働き、徹夜しないといけない時に、誰もがコーヒーなどのカフェンを摂取しますよね。
でも、カフェインって眠気を覚ましてくれる効果はあるのって思ったことがありませんか。
実は、眠い時にカフェインで眠気を消すことはできません。
ですが、眠気が来る前に飲んでおけば、予防ができ、判断力の低下を防いでくれるのです。
ですので、睡眠不足になることがわかっている時、徹夜をしなければならない時に予め飲んでおくと効果があるのです。
睡眠不足の影響を受ける前に!
神経心理学者のスコット・キルゴアは、ウォルター・リード陸軍研究所の研究者と一緒に、25人の兵士を被験者として、カフェインの効果を調べた。(1)
被験者は3日間、睡眠をとらず、カフェイン入りのガムか、プラシーボを二重盲検法で投与された。
カフェインを投与された被験者のグループは、200㎎のカフェインを2時間おきに4回投与された。
研究者は、バルーン・アナログ・リスク・タスク(BART)という試験を用いて、リスクを冒す行動にカフェインがどう影響するのかを調べた。
このテストは、被験者がノートパソコンに表示されている風船を膨らませていき、破裂寸前まで膨らませることができたら、賞金が出るというタスク。
しかし、破裂させてしまった場合はもらえないというリスクがある。
結果は、3日間眠らないでいた後に行われたBARTテストでは、風船を破裂させずに賞金を獲得した人数は、プラセボを与えられたグループよりもカフェインを投与されたグループの方ががして多かった。
行動を尺度として測定すると、危険に関する判断力と瞬発力は長時間にわたる睡眠不足によって低下するが、カフェインにはそれを防ぐ働きがあることをこの結果では示唆している。
普通に考えれば、3日間寝ない人はいないと思いますが、3日間睡眠をとらなくても判断力などがカフェインをとれば、鈍るの防いでくれるということです。
ということは、どうしても1日くらいは徹夜しないといけない時は、カフェインを摂取するのは有効だということになりますね。
とはいっても・・・・
研究者は、「カフェインの効果を上手に引き出す秘訣は、節度ある使用の一言に尽きる。カフェンは、摂取する時間帯や分量を考慮せずに、ただ摂ればいいというわけではなく、分別のある摂取の仕方が大事だと思っている。むやみに摂ると、睡眠が阻害されたり、イライラしたり、様々な副作用が出てくる可能性がある」と指摘。
まぁ、そうですよね。
いくらカフェインが良いといっても限度がありますからね。
一般的にコーヒーなら1日450ml(カップ3杯分)くらいまで、他の研究では、午後2時以降は飲まない方が良いというデータがあります。
理由はそれ以降に飲むと睡眠の質が低下するので。
まぁ、あくまで目安として考えてください
ちょっと一言
今回の実験は、少し現実離れしていましたが、睡眠不足でもカフェンの摂取により、判断力や瞬発力の低下が防げるということがわかりました。
ですが、カフェインに頼りすぎると、通常の時より不安になったり、睡眠が浅くなったりと色々デメリットもあるようなので、飲みすぎにはご注意ください。
あくまで、「ここぞ」という意味で無理して頑張らなければいけない時の対処法くらいだと思ってください。
それ以外は、規則正しく睡眠をとることが何よりも大切です。
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