今回は睡眠(不足)と認知能力や記憶力の関係について紹介します。
この記事を読んでいただければ、いかに勉強したり何かを覚えても、睡眠が足りなければ水の泡になってしまうことがわかっていもらえると思います。
睡眠不足は認知能力をすさまじく下げる!
テルアビブ大学の研究者たちは、6年生が3日間、普段より1時間多く眠るグループ、1時間短く眠るグループに分けて実験を行った。(1)
その結果、他の子供より3時間5分短くなるだけでも、認知テストの成績は4年生と同等になることがわかった。
つまり、睡眠不足は本来の認知能力が発揮できないということです。
記憶と睡眠の関係!
脳は経験を再生して、大脳皮質と海馬で信号を繰り返し連絡し合っています。
そして記憶を統合し、定着させます。
学んだことが映画のスクリーンに映し出されるように、過去に学んだことに結び付けていきます。
睡眠は脳全体をリフレッシュさせて、注意力を回復し、新しいことが学べるように最適なかたちで受け入れられるようにしています。
また、ノンレム睡眠(急速眼球運動をしない睡眠)中には、「睡眠紡錐波」と呼ばれる脳波が現れ、脳が海馬の短期記憶の貯蔵所から大脳皮質の長期記憶の貯蔵所へ記憶を移すのを促します。
つまり、徐波睡眠が、新しい記憶を定着させ、学んだ情報を定着させてくれるのです。
睡眠の専門家のマシューウォーカーは、これを「保存」ボタンとたとえています。(2)
電気信号は脳のある部分から他の部分に伝わり、様々な場所に色んな情報の断片を結び付け、お互いに関連付けて、複雑な理解の枠組みを構築するのです。
ちょっと一言
睡眠の重要性についてわかったと思います。
20年くらい前は、「寝ずに勉強しろ」みたいな風潮がありましたが、今はそんなことを言う人はいません。
僕も高校生の頃はそんなふうに思っていた時期がありましたが、結局眠ってしまっていました。
結果的に正しかったので良かったです。
ですので、大人も子どもも勉強したら十分な睡眠はとってくださいね。
そうすれば、記憶は定着しやすくなるので。
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