今回は、脳波についてです。
脳波って聞くと、アルファ波とか、そういう言葉を思い出す人が多いと思います。
もちろん、それは脳波のことです。
では、脳波が実際にどういう風に出ているのかということを今回は紹介します。
脳波とは?
脳波とは、脳の中にある神経細胞の電気的活動を増幅して記録した総称のことです。
増幅させる理由は、脳波自体がごく微少だからです。
そして、脳は厚さ2~4㎜の灰白質に覆われています。
灰白質は、1㎥ああり1万~数万の錐体細胞があり、脳の表面に向かって、多くの尖端樹状突起が平行に伸びています。
尖端樹状突起の先端部に興奮性のシナプス入力があると、先端部から細胞体に向かって樹状突起ないに電流が流れます。
それから、細胞体から流出した電流は細胞外を尖端樹状突起先端部に向かって流れ、興奮シナプス(シナプスを脱分極させたり結合させたりするもの)後電位が生じます。
逆に、細胞体近傍のシナプスに興奮シナプス入力があれば、細胞体から先端樹状突起先端部に細胞内シナプス電流が流れ、逆方向に細胞外シナプス電流が流れます。
シナプスへの興奮性入力の頻度や部位によっ細胞外電流の大きさや方向性が変わり、電圧も変化します。
また、1つの錐体細胞で発生する電流は極めて小さいが、個々の神経細胞には数千~数万のシナプスがあります。
多数の錐体細胞の多くのシナプスにはほぼ同時に興奮性の入力があり、多くの錐体細胞でシナプス電流が発生すれば、シナプス後電位も加算されて、頭皮上に置いた電極から記録する頭皮脳波が一般的ですが、頭蓋骨を開けて脳の表面に置いた電極から記録する皮質脳波、脳深部に刺入した電極からの深部脳波もあります。
脳波の種類!
脳波の振幅は、電極を直接脳の表面に装着する皮質脳波では1ミリボルトに達することもありますが、頭皮脳波では電気抵抗の高い頭蓋骨により減衰して、10~200マイクロボルト程度になります。
周波数は0.1ヘルツ以下から数百ヘルツに及びますが、人の脳波では一般的に0.5~数十ヘルツの成分を以下の5つの帯域に分けて呼びます。
デルタ波:0.5~4ヘルツ未満
シータ波:4~8ヘルツ未満
アルファ波:8~14ヘルツ未満
ベータ波:14~40ヘルツ
ガンマ波:40ヘルツ以上
ちょっと一言
いかがでしたか。
僕自身も脳波についてはそんなに詳しくないので、これから少しずつ勉強しながらわかりやすく書いていこうと思っています。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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