自分の答えに自信があっても、周りの間違いに引きずられてしまうのはなぜ?

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みなさんはどれくらい自分の記憶に自信がありますか。

 

何かの試験の時は良い点数をとれるけど、何人かで話している時に、「あれっ!?自分の記憶違いだっけ?」と思って、周りの意見に無意識に合わせてしまったという経験が誰にでもあると思います。

 

一人なら正しい記憶が引き出せるのに、どうして周りな(間違いなどの)情報に引っ張られてしまうのでしょうか。

 

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周りの意見に左右されしまう理由とは?

チューリッヒ大学のミカ・エデルソンたちは、他人の考えや信念を知る時に脳の内部では何が起こっているかということを調べた。(1)

 

まず、参加者に数枚の容姿に必要事項を記入させた後、ドキュメンタリー映画を上映した。

 

それはテルアビブに住む不法滞在者の苦難を記録した映画が45分くらい続いた。

 

(実は、イスラエルには毎年不法移民が入国して、介護や建設現場、または外食産業で働いている。警察は不法移民を摘発するための特別チームを編成して、映画では警察官と移民の間の摩擦が丹念に描かれている)

 

上映後、参加者にパソコンの前に座ってもらい、映画にまつわる200の質問からなるテストを受けてもらった。

 

逮捕された時の女性の服の色は何色だったか、その時に警察官は何人いたか、など。

 

その結果、成績はとても良かった。

 

それから数日後、再び研究室に招かれ、今度はMRI装置の中で脳スキャンを受けながら、同じ質問に答えた。

 

ただし、今回は答えを出す前に、他の参加者の答えが表示されるようになっていた。

 

そして、そこには時々うその回答が混じっていた(実験者が故意に挿入したもの)。

 

その結果、女性の服のは赤だったが、他の参加者の全員の答えが白だと表示され、70%の割合でその嘘の回答に従った。

 

テスト終了後に答えの一部が偽物だったことを明かした。

 

その上で、自分自身の記憶に従ってもう一度テストを受けてもらった。

 

その結果、操作があまりにも強力に働いていたため、参加者の記憶の約半分は永久に変わってしまった。

 

映画の記憶は不正確で、間違った回答に固執していた。

 

そして、参加者に自分はまだ事前に見た偽の答えに影響されているかと質問したところ、全員が「いいえ」と答えた。

 

この理由になるのが扁桃体です。

 

扁桃体は恐怖などの感情を処理する脳の部位です。

 

そして、この扁桃体は社会性と密接に関連しているのです。

 

扁桃体が大きいと、友人が多く、多面的なソーシャルネットワークを持ち、人に対してより正確な社会的判断ができるようです。(2)

 

この実験では、他の人たちの回答を知らされると、参加者の偏桃体が活性化することが判明した。

 

活性化した扁桃体は、すぐ隣の領域で記憶形成に重要な役割を果たしている「海馬」を刺激します。

 

その相互作用によって、映画に関する記憶に変化が生じたようです。

 

社会的要因が引き起こす記憶の変化は、その後、前頭葉の活動によって修正されることがあるようです。(3)

 

この実験では、他の人たちの記憶を偽って提供したことがわかった時、前頭葉に激しい活性化が見られた参加者は、映画についての最初の記憶を取り戻すことができた。

 

ただ、この修正がいつも行われるわけではありません。

 

扁桃体が他人の意見に強力な反応を示すと、生物学的反応が引き起こされて、誤った思い込みを正すことができなくなるようです。

 

ちょっと一言

無意識なので、気づいていないところが怖いところです。

 

ですので、間違った情報が絶対正しいと思ってしまうのは当然です。

 

それも、半分の情報がですよ。

 

ですので、情報を見返せるときは見返した方が良いです。

 

自分の記憶の方が間違っていると思った方が修正しやすいので。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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