仲間が痛みを感じている時は自分も同じように痛みを感じるけど・・・という脳科学の研究!

投稿日:2020年8月17日 更新日:


 

例えば、家族や友人がたまたまコンクリートの道でつまづいて転んでひざをすりむいて血が出て痛そうにしていたら、どう思いますか。

 

多分、自分もその痛みを感じると思います。

 

そして、場合によっては変われるものなら変わってあげたいと思うことだってあるかもしれません。

 

ただ、それはその人のことを仲間だと思っている場合に限ります。

 

じゃあ、逆に嫌いな人が痛い思いをしていたら人はどう反応すると思いますか。

 

また、みなさんならどうしますか。

 

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仲間が痛がっていれば自分も痛いと感じるが!?

チューリッヒ大学のグリット・ヘインたちは、グループ内外のメンバーに向けて共感反応についての神経プロセスを調査した。(1)

 

スイスの地元サッカーのファン16人を対象に、お気に入りのチーム(グループ内のメンバー)またはライバルのチーム(グループ外のメンバー)のファンが痛みを経験するのを目撃してもらった。

 

ちなみに、痛みを与えるのは電気ショックだった。

 

被験者たちにMRI装置に入ってもらい、手の甲に電極を付けた。

 

そして、電極を通じて電気を手の皮膚に通し、その間の脳内活動を計測した。

 

また、電気ショックの強さはそれぞれで、穏やかなものから少し痛いものまであった。

 

データを解析したところ、痛みが強くになるにつれて、ペイン・マトリックスの重要な構成要素である島皮質前部の活動が活発になっていった。

 

実験では、被験者の両隣に知らない人を座らせ、3人で電極をつないだ。

 

そして、被験者の片側には仲間のファンが座っていた。

 

被験者も、彼が自分たちのチームのファンだということを知っていた。

 

反対の片側には、ライバルチームのファンが座っていた。

 

それから、2人の手に様々な強さの電極を流し、被験者はその装置の中からその様子を見ていた。

 

その結果、被験者は仲間のファンが電気ショックを受けているのを見ている時は、自分が痛みを感じている時に活発に動いているのと同じ島皮質前部が活発になっていた。

 

ところが、ライバルチームのファンが痙攣するくらいの電気ショックを与えられるのを見ても、島皮質前部はほとんど活動しなかった。

 

その後、彼らは仲間の電気ショックの半分自分が半分受けられる選択肢を与えられると、多くの被験者がそれを選択した。

 

対照的に、ライバルチームのファンを助ける被験者ははるかに少なかった。

 

ライバルチームのファンを助けないことは、側坐核(喜びに関連する部位)の活性化と他のメンバーの否定的な評価の程度によるものだった。

 

ちなみに、被験者が仲間のファンを助けようとする意欲は、島皮質前部の活動に関わっていた。

 

つまり、仲間のファンの痛みに島皮質前部が共感的に反応するほど、助けやすくなったのです。

 

ちょっと一言

どんな組織や社会にも、敵味方に分かれます。

 

もちろん、ストレートにそんなことを言う人はいませんが。

 

だから、自分が苦しんでいる時に少しでも手伝ってくれたりする人は、脳科学的に本当の仲間だとこの研究からは言えると思います。

 

逆に、友達が困っていたり苦しんでいたりすれば、痛みを分かち合ってあげればいいのです。

 

そうすれば、より絆は強くなるかもしれません。

 

別に物理的な痛みではないにしろ、心理的な痛みも同じ気がします。

 

これはあくまで僕の推測ですが。

 

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