大人になってからでも脳は成長するのか!?

投稿日:2021年8月27日 更新日:


 

今回は前回の続きで、どうすれば島皮質が厚くなるかということについてです。

 

その前に、そもそも脳は鍛えて大きくなるのかを見ていくことにしましょう。

 

脳が成長するのは子供の時だけで大人になったら成長が止まってしまうのではないか、鍛えても大きくなるものではないのではないか、と思うかもしれません。

 

結論から言えば、脳は大人になっても鍛えれば成長することがいくつもの研究でわかっています。

 

1920年代にすでに、アメリカのラーシュレイという研究者がサルを使った研究で、脳の柔軟性を見つけています。

 

脳が傷ついたことで動かなくなったサルの手足が動くようになったのを見つけたです。

 

その後1960年代になると、脳卒中で特定の脳機能が働かなくなった大人でも、リハビリをすると、機能回復が起こることがわかりました。

 

また脳の機能回復、要は機能がもっとに戻るだけではなく、「脳は大人になってからでも成長する」という研究結果が出ています。

 

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脳の鍛え方!

ローザンヌ大学病院のボグダン・ドラガンスキーたちは、平均年齢22歳の24人を「ジャグリングの練習を3か月してもらうグループ」と「ジャグリングの練習をしないグループ」の2つに分けた。(1)

 

3か月後、それぞれのグループの脳の測定を行った。

 

その結果、ジャグリングの練習をしなかったグループの人たちは脳に変化が見られなかったが、練習したグループでは、動体視力を司る脳の部位(v5)が3%ほど厚みが増した。

 

さらに練習をやめてから3か月後再び脳の測定を行うと、練習直後よりやや薄くなったものの、厚みを増したまま(練習前より2%厚みが増した状態)が保たれていた。

 

この研究結果は「脳は鍛えることで成長する」ということを示していますが、一方で「20代の若い人たちの脳だから変化が起きやすかったのでは?」という疑問が生まれますよね。

 

フリードリヒシラー大学のクリスチャン・ガサーたちは、平均年齢60歳の人たちにジャグリングを使った同じ実験をした。(2)

 

25人の被験者には3カ月間の練習をしてもらい、別の25人には何もしてもわないでもらった。

 

3か月後、それぞれのグループの人たちんぼ脳を調べると、ジャグリングの練習をしていた人たちの動体視力を司る脳の部位(v5)が4%近く厚みが増していることがわかった。

 

つまり、年齢に関係なく同じように脳が成長したのです。

 

他にも、トルコ・マルマラ大学のデュールの研究では「空手」をやった場合、またワシントン大学のヒューバーたちの研究では「速読」をした場合にも、脳のよく使われている領域に変化が起きることがわかっています。

 

ちょっと一言

脳はいくつになっても鍛えれば成長するということでした。

 

そして、脳全体をバランスよく使うカギとなるのは島皮質を厚くすることです。

 

そうすれば、幸せに生きやすいのです。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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