脳の話で、よく出てくる用語と言えば、前頭葉です。
判断をしたり、集中力を担う場所なのですが、今回は前頭葉の中の眼窩前頭前皮質に焦点を絞っていきたいと思います。
なんか難しそうな感じですが、軽い気持ちで読み進めていってください。
一つでも、良いことを知ったと思ってもられば、書いている僕も嬉しいので。
前頭葉の部位って?
前頭葉は3つの部分で構成されています。
わかりやすく言えば、車のボンネットとフロントフェンダー、つまり上面と両側面でそこは、背外側前頭前皮質(dorsolateral prerfrontal cortex、ラテン語で「後ろとわきを意味する」)と言います。
そして、よく脳は殻付きのクルミに喩えられ、それに似た左右対称の器官で、クルミのみを半分に割るとわかりやすいです。
裂け目に隠れた部分(クルミの前部にある垂直の壁)が、内側前頭前皮質という部位です。
人間の前頭葉は非常に大きくなったために、ボクシンググローブのように、額の下で少し丸まっています。
前頭葉の3番目の領域を想像するには、、ボクシンググローブの指の先端部分を思い浮かべれば、イメージしやすいと思います。
ここが、眼窩前頭前皮質と呼ばれる場所です。
聞き慣れないかもしれませんが、この「眼窩」という単語は、目に近い場所にあるという理由から解剖学用語で目を意味します。
こうした前頭前皮質の領域はそれぞれ全く異なる役割を果たしていて、いずれも複雑な行動に関係しています。
眼窩前頭前皮質の機能!
眼窩前頭前皮質は不安や興奮といった感情を司っています。
この脳の領域は、危険的状況下で視野狭窄といえるほどに一つのこと注意を向け、焦点絞ることができます。
また、気を散らすものを遮断して、集中しなければならない時は常に稼働しています。
眼窩前頭前皮質は、感情と刺激に基づいて行動に影響を与える内側前頭前皮質を抑制することで集中ができるようになるのです。
他にも、眼窩前頭前皮質は何かなじみのあるという感覚も引き起こします。
「何か怪しいな」「前にもこんなことがあったような」みたいなやつです。
少し話はそれますが、嗅覚信号(におい)は味覚信号と混ざることで、独特の感覚をつく出します。
風味と呼ばれる、心の抽象的なものです。
例えば、コーヒーの味と香りは違いますよね。
これは眼窩前頭前皮質が味と香りを結合することによって、風味が生まれるのです。
香りなど以外にも、触覚、視覚、聴覚、痛覚も眼窩前頭前皮質に送られます。
どんな経験でも、無意識のうちにそれらが前頭前皮質の内部で組み合わされ、過去の感情で認識された経験に基づいて、何らの感情を感じさせるのです。
例えば、パン屋さんの近くに行って、パンが焼けている匂いを嗅ぐと美味しそうと感じますよね。
あの感覚です。
もちろん、感情はポジティブなこともネガティブなことにも反応します。
そして、脳組織の一部が、全ての入力データを調べると同時に分析結果をはじき出し、それを唯一伝えることが可能な直感や印象といった方法で意識に伝えられます。
この直感が、よく言われる、意思決定などの際に「キレる」という現象を引き起こすのです。
ちょっと一言
前頭葉にある眼窩前頭前皮質は、集中力や過去の感覚から感情を作りだし、それを知らせてくれ、意思決定ができるということでした。
正直、難しいですが、そんなものがあるんだくらいでいいと思います。
僕も脳の部位や、それらの器官の機能を全部言えと言われれば、答えられませんので。
だから、僕は一つずつ覚えていこうと思っています。
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