人から同じことを何回か言われると、ありもしない記憶を作り上げてしまう!

投稿日:2017年10月1日 更新日:


ありもしない記憶

 

どんな人でも、思い出はあるともいますが、では、一番古い記憶はいつの頃でしょうか。

 

色々あるでしょうが、中には分娩室の様子や子宮にいたことを思い出す人もいるようです。

 

しかし科学者たちは口を揃えて「そんなことはありえない」と言います。

 

なぜなら、赤ちゃんの脳が長期記憶の形成、蓄積することは生理学的に不可能だからです。

 

では、なぜそんな記憶がある人がいるんでしょうかね。

 

答えはいたって、シンプルでベビーベッドやおもちゃが、かなり大きくなるまで身近に置いてあれば、記憶に残るし、古い写真や昔の話を繰り返し、聞かされた結果、長期記憶に残る場合もあります。

 

つまりイメージを作り上げるのに必要な材料はどこにでもあるということです。

 

それらしい場面を思い浮かべれば、無意識のうちに記憶の隙間を埋め、細部の隙間を埋めて、すると脳が情報の断片を自分の納得いくようにつなぎ合わせるため、まるで本物の記憶であるかのように感じてしまうんです。

 

これを引き起こす主要な二つのプロセスが「作り話」と「情報源の混乱」です。

 

作り話とは、実際には起こっていない体験や出来事の記憶を発生させること。

 

情報源の混乱とは、特に幼いころは誤って理解したり、情報源を忘れたり、間違って自分の体験や記憶にしてしまうこと。

 

たとえば、親や兄弟、親戚から聞かされた話を自分があたかも体験したかのように記憶してしまっているんです。

 

もちろん、記憶のエラーの原因は「作り話」と「情報源の混乱」の組み合わせの可能性もあります。

 

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幼少期の記憶が作り替えられる!?

1995年にウェスタンワシントン大学の記憶科学者、アイラ・ハイマンとジョエル・ペントランドは、成人の被験者、65名に幼少期の体験をどれくらい記憶しているかを調べる実験を行った。

 

そして、被験者にも実験の目的をそう教えた。

 

まず、6歳までに体験したいくつかの出来事について、事前に彼らの親から聞いておいた話の詳細を尋ねると伝えた。

 

また最後に、何より記憶の正確さに重点を置くと告げた。

 

しかし実際は、普通の幼少期の研究ではなかった。

 

研究者たちが知りたかったのは、単に被験者が実際の出来事をどれほど覚えているかではなく、知りたかったのは、実際に起こらなかったことをどれほど覚えているかだった。

 

研究者たちは、親から聞いた話の中に、自分で考えた偽りの話を紛れ込ませた。

 

各被験者はまず、研究者から予め被験者の親から聞いといた実際の出来事二件について、質問された後、作り話であるパンチボウル事件のことを尋ねた。

 

パンチボウル事件とは、「あなたの5歳の時、家族の友人の結婚披露宴に出席し、そこで他の子供と駆け回っていました。すると、パンチボウルのテーブルにぶつかり、パンチが花嫁の両親にかかってしまいました」というようないかにも、ありえそうな作り話のことです。

 

研究者は、被験者たちにそれぞれの記憶の基本的な情報を伝えたのち、記憶にアクセスするために、その出来事を生き生きと思い浮かべるように求めた。

 

目を閉じ、その出来事をイメージさせ、そこにあったもの、人々、場所、様子を心に描かせた。

 

被験者との面談は1週間隔で3回行われ、同じ過程を繰り返した。

 

その結果、、出来事を繰り返し思い浮かべ、イメージしたことをはっきり口にしただけで、被験者の25%が明らかに作り話である出来事の記憶を持ったと判断された。

 

さらに12.5%が、研究者が与えた情報の細部を作り上げたが、実際にパンチをこぼしたことは思い出せなかったため、部分的な記憶を持ったと判断された。

 

ようは、あることをイメージさせ、短期的にイメージトレーニング3回行っただけで、それが実際にあったかのように思い、その様子をはっきり思い出せると考えてしまんです。

 

そう考えると、人間の記憶って曖昧なんですよね。

 

ちょっと一言

人から言われた情報を短期的に何回か言われると、あたかも自分の情報だ勘違いして、取り入れて、自分の過去にそんなことあったなと勝手に記憶を作ってしまうんです。

 

僕の好きな「モニタリング」という番組では、よくこのテクニックが使われます。

 

しかも、家族全員から言われれば効果は絶大です。

 

まぁ、みんながハッピーになる分には、存分に使ってください。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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