付き合う前にデートに誘ったのはいいけど、どこに行けば一番良いのか迷いますよね。
遊園地、それともスカイツリー?
色々考えますよね。
ですが、デートをなぜ成功させたいかと言えば、付き合いたいからですよね。
付き合いたいと相手に思わせるには、好きになってもらう必要があります。
そんなこと当たり前だろと思うはずです。
では、どうやったら好意を持ってもらえるか知っていますか。
その答えは脳です。
だからといって、よく言われる「脳を操れば~」みたいなやつじゃないです。
付き合いたかったら脳の活動パターンをシンクロ!
2008年、プリンストン大学神経科学研究所のユーリ・ハッソンたちの研究チームは、神経映画学という分野を切り開き、機能核磁気共鳴画像法(fМRI)を使って、映画の一場面を見ている人々脳の活動を調べた。(1)
研究チームは、物語の構造を連続体として捉えていた。
物語を最大限に含むのが、アルフレッド・ヒッチコック作のサスペンス映画から切り取った映像(非常に物語の要素が強い)だった。
そして、最小限は人々がワシントン・スクエア・パークを当てもなく歩いている映像(物語の要素がない)だった。
その結果、主に二つのことがわかった。
1、物語は脳を活性化させる。
物語の要素が強い映像を見ている人々は、物語の要素がない映像を見ている人たちよりも、全体的な脳の活動性が非常に高かった。
2、物語はグループ内の思考を統一する。
グループ内の人々が同じストーリーを観て、そこに強い物語の要素があると、その人たちの脳は似たような活動パターンを示した。
人々が強い物語の要素の映像(ヒッチコックの映画)を観ている時、グループ内の人々の脳の活動パターンは、物語の要素が少ない(公園)を観ている人々よりもずっと似かよっていた。
研究グループは、被験者間での脳活動の類似性を示す指標(「被験者間相関度(ISC)」と名付けた)を計算したところ、物語要素が強い映像のグループでは、ISCが70%だったのに対して、物語の要素がないグループでは、10~20%だった。
ですので付き合う前にデートに行くのであれば、映画が一番です。
なぜなら、似たような脳の活動パターンになるので。
もう少しい言えば、人間は自分と似たような人を好きになりますので、映画を観終わった後、食事にでも行って映画の話をすれば、自然に好意が生まれるのです。
もちろん、映画ではなくてミュージカルでも物語の要素が強ければ何でもいいのです。
手っ取り早いのが映画というだけであって。
もし、相手がミュージカルが好きだと言えば、そこに行って、そのあとその話をしながらミュージカルが良かったところを相手に伝えればいいのです。
要するに、お互いの脳がシンクロすれば好意が勝手に生まれるのです。
そして一方で、デメリットもあります。
それは集団思考で悪い結果をもたらすこともあります。
集団内での思い込みや偏見、他のメンバーへの遠慮や牽制などにより、不合理な意思決定をしてしまう傾向もあることも覚えておいてください。
ちょっと一言
物語の要素が強いほど、人々の脳の活動パターンが似てくるということがわかりました。
ですので、付き合う前や初デートの時は物語性の強い映画などチョイスすれば、うまくいく可能性は高まります。
脳が同じ状態になっていればすべることも少なくなると思うので試してみてください。
ちなみに、fМRIの画像です。
Bのグラフを見てください。
左からアルフレッド・ヒッチコック、セルジオ・レオーネ、ラリー・デヴィッド、現実の断片です。
見ての通り、アルフレッド・ヒッチコックがISCが一番高いです。
アルフレッド・ヒッチコックはサスペンス性が高いみたいなので、物語性が強いのはサスペンスだと思ってもいいかもしれませんね。
僕は映画をあまり見ないので何とも言えませんが、あくまで科学的に見たらという話です。
最終的には二人が盛り上がれれば(同じ思考パターンになれば)、何でもいいと思います。
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