DNA

自然界に広がるDNAを損傷させる危険なものとは?

投稿日:2021年8月19日 更新日:


 

今回はDNAがどのように損傷してしまうかについてです。

 

残念ですが、この世界はDNAにとって非常な危険な場所で、今日になりうる外的因子もたくさんあります。

 

人のソースコードを破壊したり、傷つけたりするそうした危険因子は多くの産業からもたらさられるものもありますが、人工的なものばかりではありません。

 

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DNAに害を与える紫外線!

DNAにとってもっとも有害な因子の一つは実は紫外線です。

 

研究によれば、紫外線を遮断しないと、有害な紫外線が皮膚を通り抜けて、一時間あたりDNAを10万か所も傷つけるとされています。(1)

 

さらに、ビーチなどで日光浴をした後で屋外に入っても、DNAに対する攻撃は終わりません。

 

イェール大学の研究者たちによって、日光への暴露が終わった後もDNAの損傷が続くことが示された。(2)

 

皮膚を褐色にして紫外線を吸収するメラニン色素は、化学発光という過程を通してエネルギーを蓄えます。

 

屋内に入ると、蓄えられたエネルギーが放出されて、その後3時間にわたってDNAを傷つけます。

 

ビーチで肌を焼く行為は良くないのは間違いありませんが、DNAはビーチ以外の場所でも知らず知らずのうちに日光で傷ついています。

 

例えば、朝の通勤渋滞に巻き込まれ、朝日が差し込む社内で長時間過ごすこともあるかもしれません。

 

もしそうなら、その間中ずっとDNAを傷つけていることになります。

 

さらに気付きにくいのは、飛行機に乗っている最中に起きていることです。

 

飛行機に乗る時はぜひ日焼け止めを塗ることをおススメします。

 

飛行機に乗る時は日焼け止めを!

2015年に≪JAMAダーマトロジー≫に掲載されたカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者たちによれば、高度一万メートルの上空をほんの1時間飛行するだけでパイロットとコックピットの窓から日焼けサロンで20分間浴びるのと同じ寮の紫外線を浴びるという。(3)

 

意外なことに、曇りの方が危険性が高い。

 

クモに反射した紫外線が飛行機に真っ直ぐ降り注ぐため、パイロットや乗客のDNAは傷つきやすくなり、皮膚のガンである悪性黒色腫の発症リスクが高まる。

 

危険なのは日光だけではありません。

 

地表からもDNAを傷つける物質が!?

有害な放射線は地面からも出ていて、ラドンという無臭の天然ガス(放射性の不活性ガス)が地下から家の中に入り込んでいるのです。

 

地球上の場所によってラドンの総量は異なりますが、この目に見えないガスは家に忍び込んで、DNAをひそかに傷つけているのです。

 

実際、ラドンは非喫煙者の肺がんの最大の原因であり、もしあなたが喫煙者なら、家の中で吸い込むラドンによって、たばこによる肺がんのリスクはさらに増大します。(4)

 

当然タバコはDNAにとって有害!

タバコの煙はそれ自体がDNAにとって有害です。

 

喫煙者はタバコに含まれる4000種類もの化学物質を吸い込んでいると推定されていて、そのうち、ベンゼンやヒ素、ホルムアルデヒドなど、70種類の化学物質に発がん性物質があることがわかっています。(5)

 

全身に炎症を引き起こすこうした化学物質を吸い込んだところで、嬉しくもなければ、体が休まることもありません。

 

残念なことに、自分が喫煙をしていなくても、喫煙者のそばにいる友人や家族、同僚、PETのDNAにとって、間接喫煙も同じくらい有害であることがわかっています。

 

日用品にも気を付けるべし!

マニキュア除光液、シャンプー、ペンキなどの一般家庭用品に含まれる化学物質やカーペットや新車から放出される溶剤のガスなどもDNAを傷つけます。

 

また、ガソリンスタンドで給油をしている時に、DNAを損傷させるベンゼンを含む気体を吸い込んでいるはずです。(6)

 

ガソリンスタンドにいる時は風上に立といいです。

 

また、DNAを傷つけるこうした有害物質にさらされると、構成に影響が出るという研究もあります。

 

生殖にも悪影響!

例えば、父親の精子のDNAのビスフェノールA(プラスティックの原料)やフタル酸ジエチル(ケミカルライトの原料)、カドミウム(セラミックコーティングやたばこの煙に含まれる)にさらされると、エピジェネティックな機序によって精子の遺伝子発現が変化し、その変化が子に受け継がれる可能性が示唆されています。(7)

 

同様に、妊娠中の女性がベンゼン(石器油に含まれる)、ペルクロロエチレン(ドライクリーニングで使われる)、たばこの煙にさらされると、胎児のDNAが傷つき、その傷が一生、子供に残る可能性があります。(8)

 

DNAの損傷は病気や、ときには死すらもたらしかねません。

 

DNAにとって最優先事項は、世代から世代へ、可能な限り完全な形で受け継がれることです。

 

これを遂行するためには、DNAには有害な暴露に対抗するための防御システムが備わっています。

 

ちょっと一言

とは言っても、普通に日焼け止めを塗ったり、健康的な生活を送っていればそこまで気にすることはありません。

ただ、知識として知っておけば無駄に傷つけずに済むと思うので、こういうことを紹介しました。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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