赤ちゃんは言葉も話せませんし、聞くこともできません。
なのに、どうして自分の母親が誰かということが理解できるのか疑問に思ったことはありませんか。
その答えはにおいです。
実は、赤ちゃんににおいで母親かどうかを判断しているのです。
赤ちゃんは母親をにおいで判断する!?
オクラホマ大学の研究者たちは、産科病棟で母親から離された新生児たちが「マミー」の体臭に対してどのように反応するのかを調査した。(1)
テストをした時には、赤ちゃんは(1)起きて静かにしている、(2)泣いている、(3)寝ているのいずれかだった。
それから、赤ちゃんたちには(a)各自の母親たちがたった今まで着用していたガウン、(b)産科病棟の他の赤ちゃんの母親が着用ていたガウン、(c)未使用のきれいなガウン、(d)何もなしのいずれかで提示した。
研究者たちは、泣いている赤ちゃんたちに自分たちのそれぞれの母親がついさっきまで着ていたガウンを近づけると、泣き止んだ。
そして起きて静かにしている赤ちゃんにも同様のことをすると、特別な興味を示した。
赤ちゃんの感情は母親のにおいと結びついているようなので安心するようです。
このにおいは赤ちゃんだけでなく、母親も赤ちゃんのにおいを覚えることに長けているようです。
母親が自分の赤ちゃんのにおいを学習する時間!
ヴァンダービルト大学の研究者たちは、帝王切開で出産した17人の女性を対象にして、実験をした。(2)
そのうち80%が自分の生後2日間の乳児のTシャツのにおいを嗅ぐだけで、同じ誕生日の見ず知らずの乳児と区別することができた。
この実験では、帝王切開を受けて子供を産むと、母親は新生児と肉体的な接触がとても少なかった(2時間半以下)が、それでも誕生したばかりの自分の子供の特徴的なにおいを判別できた。
実際に、母親が自分の乳児特有のにおいを学習するのに、ほとんど時間はいらないようです。
ヘブライ大学研究者たちは、実験に参加した女性のうち90%が、自分の新生児と1時間以内接しただけで、そして何人かはわずか10分間だけの接触でにおいのみを介して、他人の赤ちゃんと区別できるようになった。(3)
この認知度の高さは母親たちに目隠しをして、赤ちゃんたちはよく洗われた状態でもなお、顕著だった。
どうやら、これは進化論的な意味があるようで、母親がどの子が自分の赤ちゃんかを早く学ぶのは、危機的事態で赤ちゃんが母親を探すより母親が自分の赤ちゃんを見つけて救う方が可能性として非常に高いからです。
また、父親も自分の子供のにおいはわかりますが、女性の方がうまいです。
それは、自分の赤ちゃんと一緒に過ごす時間が長いからではなく、彼女が女性だからです。
男性は鈍感、女性は敏感!
ニューヨーク州立大学アルバニー校の研究チームは、18人の男子学生と32人の女子学生を対象とし、4人の知らない人の体臭も含まれるサンプルセットの中から自分たちの体臭を識別する能力を比較する実験を行った。(4)
研究に参加した女性たちの半数以上が自分たちの汗を正確に当てたが、男子学生はたった一人のみしかわからなかった。
女性が男性より、自分自身のにおいを正確にわかるのに秀でていた。
このことにより、自分の赤ちゃんを判断できるようです。
ちょっと一言
赤ちゃんと母親はお互いに、においで相手を判断しているということがわかりました。
ですが、母親は赤ちゃんを産んですぐに赤ちゃんのにおいを学習することもわかりました。
それは危機的状況になった時、助けるのは母親だからです。
色々、見てきましたが、女性がにおいに敏感なのは子供を守るためではないかと思います。
一方で、男って自分のにおいに鈍感なので、においで判断しないほうが良いような気がします。
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