ユーモアがある人とない人はいますが、ユーモアが嫌いという人はまずいないのでしょうか。
タイトルには「センス」と書きましたが、嗜好という意味です。
その嗜好がすでに半分は遺伝子で決まってしまっているので、流行りのお笑いが何となく自分にはつまらない、または流行っていない芸人のコントが面白いと感じるのは遺伝のせいかもしれません。
これから、お笑いを目指そうとしている方なんかは、時流にも乗るのも大切なことかもしれませんが、自分の嗜好に合わせた方がうまくいくかもしれません。
話はそれましたが、ではどうして遺伝だということがわかったかという研究を今回は紹介します。
ユーモアのセンスは遺伝で半分決まる!
ウェスタンオンタリオ大学の研究者たちは、被験者のユーモアセンスを自己評価させて、遺伝との関係を探った。(1)
単に「あなたはユーモアのセンスがりますか」と尋ねれば、大半の人が自分にはユーモアのセンスがあると答えてしまう可能性があるので、ユーモアのタイプを4つに分け、32項目にわたって自己評価してもらった。
4つのうち2つは肯定的なユーモアで、仲間と一体感が得られるもの(質問事項の一つは「自分は友達と笑ったり、ジョークを言ったりする」)と、自らを奮い立たせるもの(「自分が落ち込んでいる時によくユーモアで自分を励ます」)。
残りの2つは否定的で攻撃的なもの(「気に入らない人がいると、意地悪なジョークを言ったり、冷やかしたりする」)と、自虐的なユーモア(「おどけてみたり、自分を茶化して人を笑わせる」)
そして、イギリス人の双子、4000組を対象にして調べた結果、4つのすべてのタイプにおいて、一卵性双生児は二卵性双生児のなんと2倍、互いとよく似ていた。
つまり、それぞれのカテゴリーについて、一卵性双生児が同じ得点になるのは二卵性双生児よりも2倍高かったということ。
推定される遺伝率は40%で、遺伝がユーモアに影響することは示されたが、家庭環境の影響ははっきりしなかった。
ユーモアのセンスは国によって!
カナダの研究者たちは、アメリカ人の双子、300組を対象にして同じ調査を行った。(1)
結果は上記とは違っていた。
肯定的なユーモアの嗜好は、アメリカ人もイギリス人も遺伝と環境の影響を等しく受けていたが、否定的なユーモアの嗜好はについて、イギリス人とは違い、アメリカ人は遺伝の影響が見られなかった。
アメリカ人の双子で、否定的なユーモアを好む人は、精神的なタフさに欠けることがわかった。
また、他の研究では、オーストラリア人のユーモアのセンスはイギリス人と似ていて、アメリカ人とは異なることが示された。
へ~っていう感じですね。
ようは、基本的に半分くらいは遺伝で決まるけど、国や文化の影響もユーモアのセンスには関係しているということですね。
今回は英語圏でしたが、日本人はどうなんでしょうかね。
ちなみに、僕は皮肉たっぷりのブラックジョークが好きです。
多分、アメリカのコメディドラマとか好きということも影響しているんじゃないかと思います。
まぁ、ユーモアに良いも悪いもないので、自分のタイプで考えればいいと思います。
ちょっと一言
ユーモアのセンスは、遺伝が半分くらいで、国や文化によって遺伝の影響を受けないこともありました。
少なくとも、ユーモアのセンスの半分は遺伝で決まっているので、流行りで笑いを取ろうとか考えない方が良いと思います。
別に、笑いをとらなくても自分のユーモアの嗜好はどのタイプかを意識しておけば、好きなお笑いやコントが見つかりやすいかもしれません。
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