不健康な食事ばかりしていると腸内細菌の数は減るわ元に戻らなくなるわとかという動物実験!

投稿日:2021年7月22日 更新日:


 

今回は不健康な食事のせいでいかに腸内細菌に悪影響をもたらしてしまうかということについてです。

 

しかも、体内細菌が人の健康に与える影響について、ライフスタイルの遺産として、細菌叢がいかにして次世代に受け継がれてきているか明らかになっているようです。

 

腸内の生態系が多様であればあるほど、人はより健康だと言えます。

 

しかし、食と微生物叢の関係について研究しているスタンフォード大学などの研究者たちが行った研究から、食習慣に気を付けないとある種の腸内細菌が絶滅に追いやられ、次世代の健康に影響が及ぶことが明らかになったようです。

 

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不健康な食事で腸内細菌は減る!?

研究者たちが行った実験では、まず無菌マウスの腸管に健康なヒトのボランティアから細菌を腸内細菌に移植し、それらの細菌にマウスの腸管内でコロニーをつくらせ、人の健康な腸の生態系を再現させた。(1)

 

研究者たちは次に、マウスのエサに低脂肪で食物繊維が豊富なもの(人にとっても、善玉菌にとっても健康的な野菜中心の食事)から、高脂肪で食物繊維が少ない不健康なもの(西洋型の食事)に替え、そのエサを7週間与え続けた。

 

その結果、この食事の切り替えによって、腸内細菌叢が根本的に変化したことがわかった。

 

不健康な食事のせいで、健康なボランティアの腸内に存在した多様な細菌のうち、60%がその数を半減させていた。

 

さらに、食物繊維の多い食事に戻しても、数の減った細菌の30%しか以前の数まで回復しなかった。

 

実際、腸内細菌プロファイル(細菌の構成)はその後、15週間(マウスの一生の約10分の1に相当)も回復しなかった。

 

研究者たちは、善玉菌の中には回復力のあるものが存在し、そうした最近は食事の悪影響から立ち直ることができるが、立ち直れないと存在すると結論付けた。

 

そして、持続する欠損を、不健康な食事が微生物像に残した「瘢痕」と呼んだ。

 

また、研究者たちがマウスを交配し、それぞれの世代に高脂肪で食物繊維の少ない西洋型の食事を与え続けたところ、マウスの腸内細菌叢からは健康なヒトから採取した細菌がどんどん消えていった。

 

第四世代(もとのマウスのひ孫)では、最初の健康なマウスが持っていた細菌72%が見つからなくなっていた。

 

何世代にもわたって高脂肪で食物繊維の少ない不健康な食事をとり続けた結果、有益な腸内細菌は失われてしまった。

 

細菌は絶滅してしまい、その後、野菜中心の健康的な食事に切り替えても、甦ることはなかった。

 

たとえ短期間でも、不健康な食事を送ると、微生物叢が破られ、その後、健康的な食事に戻しても、「瘢痕」が治るまで長い時間がかかるようです。

 

この「瘢痕」は人の健康に深刻な不均衡を生じさせます。

 

腸内細菌叢は他の生体防御システムとつながっているため、不健康な食生活の影響によって血管新生も阻害され、幹細胞の機能も混乱し、DNAの保護機能も妨げられ、免疫系も障害されます。(2)(3)(4)

 

これは深刻な成り行きです。

 

なぜなら、腸内細菌の中には、免疫系を活性化することによって、がんや感染から体を守るものもあるからです。

 

またなかには、免疫反応を抑えることによって、腸管に入る食べ物に対するアレルギー反応を抑制する善玉菌も存在します。

 

ちょっと一言

もちろん、動物実験なので、人間でどこまで悪影響があるのかはありません。

 

ですが、不健康な食事をしていれば、その分腸内細菌に悪影響をもたらして、体調が悪くなっていく可能性が出てくると思います。

 

ですので、腸内環境に良い食事を心がけるようにしてみるのが良いと思います。

 

 

 

 

 

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