健康を維持したければ腸内細菌の多様性は必須!だという話

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今回は腸内細菌が人に与える影響についてです。

 

人の体内に存在する細菌の大多数はきわめて洗練された方法で体を守っていて、時には人の行動さえ影響を与えることもわかっています。

 

微生物と総称される健康な細菌というのは、ただじっとしている受け身の生き物ではなく、複雑な生態系を形成し、人の体の細胞や臓器と相互に作用し合ってています(この生態系には真菌、ウィルス、古細菌と呼ばれる微生物も含まれます)。

 

また、微生物叢がどのようにして健康を増進させるのか、さらにがんをはじめとする病気を克服するのにどう役に立つかといったことについて、世界中の研究者から毎日のように情報がもたらされているようです。

 

ラクトバチルス・プランタルム、ラクトバチルス・ラムノサス、バチルス・マイコデスなどの腸内細菌は内分泌機能を持ち、ホルモンを賛成し、さらにオキシトシンやセロトニン、GABA(γ-アミノ酸)、ドーパミンといった神経伝達物質も作って分泌することが知られています。

 

これらの化学物質は脳の神経伝達を活性化し、その結果、人の気分に大きな影響を与えます。(1)

 

人の体を糖尿病から守る代謝物を分泌する細菌もいれば、脂肪の異常な蓄積を抑制する細菌もいます。

 

腸内細菌の一つ、ビフィズス菌は腸と脳の独特な相互作用によってストレスや不安を軽減させることが知られています。(2)

 

人の体内の細菌は、血管新生や幹細胞、免疫に影響を与え、ホルモンや性的機能、社会的行動に影響を及ぼします。

 

人の細胞を育むこともあれば、細胞をいらだたせ、怒ることもあります。

 

そして、生死さえ分けることもあります。

 

つまり、深刻な病気にかかったりすることです。

 

その時に、病気に打ち克てるかどうかを左右するのです。

 

食べ物は微生物叢のこうした力に驚くほど影響を与えます。

 

腸内細菌というのは、人の食べたものを食べるのです。

 

人が食べたり飲んだりしたものを代謝して、有益(あるいは有害な)副産物をつくり出し、、それがその人の健康に影響を与えるのです。

 

さらに微生物叢がどこからやってきて、何をしているのか解明されつつあります。

 

病気を予防したり治癒したりするために、これまで利用されてこなかった微生物叢の防御システムを活用するという医学革命も起こりつつあるようです。

 

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人と細菌

人は細菌とともに進化してきました。

 

30万年前にホモサピエンスが現れたころ、狩猟採集民だった祖先は、誇大穀物、ナッツ、豆、果物など、採集できるものを食べていて、それらは微生物が好む食物繊維が豊富に含まれていました。(3)

 

食物は、細菌だらけの土屋植物から手で採取されたため、遠い祖先が一口飲み込むたびに、そこには多量に含まれる環境の微生物も腸管に。入り込んだのです。

 

紀元前1万年ごろの最初の農業革命によって、狩猟採集民だったホモサピエンスが農作物を頼るようになった後も、主食は植物だった。

 

環境の細菌と、そのエサとなる食物繊維を多く含む食物を食べていたことによって、人の体は進化の過程で、生存に適したものになっていったのです。(4)

 

それから、世界には10億以上もの細菌種が存在していると推定されていまて、その大半はほとんど人とは直接関係していませんが、人の体内に棲みつくように進化した種もたくさんあります。

 

腸内細菌は現在知られているだけで約1000種類もあり、人の口の中で見つかっている細菌は500種類以上もあり、どの人の口にも25種類以上の細菌が存在します。

 

唾液には1ミリリットルあたり1億個の口腔内細菌が含まれているため、唾液を飲むたびに、東京首都圏の人口(3700万人)の約3倍の細菌を飲み込むことになります。(5)

 

2008年、人の微生物叢の謎を解き明かすために、アメリカ国立衛生研究所は、ヒト微生物叢計画というヒトゲノム計画に触発された研究を始めた。(6)

 

2012年には、242人の参加者の微生物叢を構成する細菌を記録した画期的な論文が科学雑誌『ネイチャー』に掲載された。

 

口、鼻、皮膚、腸管、生殖器など、参加者の体の複数の部位を複数の時期に調べたその研究の結果、微生物の多様性は途方もないものであることがわかった。

 

それぞれの参加者出細菌の数や種類が異なるだけでなく、同じ人でも、体の部位によって、存在する細菌の種類が大きく異なっていた。

 

さらに、健康な参加者でも、全ての人に共通して存在する細菌のグループというのはひとつとしてないことがわかった。(7)

 

また、微生物叢の多様性というのは健康のバロメーターなのです。

 

人間社会と同じように、人の体に存在する細菌の生態系の多様性が強さをもたらし、健康を守るためのより効果的な協力体制を生むのです。

 

つまり、体内の細菌が多ければ多いほど、多様であればあるほど、より健康でいられるのです。

 

サンゴに棲む多数の種とともに育まれているまばゆいサンゴ礁と同様に、微生物叢もまた、コミュニティのメンバーたちの繊細なバランスの上に立っている生態系なのです。

 

それは、お互いの存在を受け入れ、健康をもたらすために協力するコミュニティなのです。

 

ちょっと一言

ということで、いかに腸内細菌って大事かがわかっていただけたかと思います。

 

ただ、どの細菌が良いのかは人によってばらばらなので、サプリでも、野菜や発酵食品でも自分で試してあったものを探して、としかいいようがありません。

 

まずは、色々試してみてください。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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