「コルチゾール」と聞けば、ストレスと関連付けて、いい感じがしないと思います。
では、なぜそんなホルモンがあるのでしょうかね。
それには、実はストレスを感じないといけない場面があるからです。
ですが、その状態が続くと、心血管の病気につなる恐れがあるのです。
その最大の敵は、恐怖でも悲しみでなく、孤独なのです。(1)
結構、驚かれる人もいるかと思いますが、まずはコルチゾールってどういうものかを知ることにしましょう。
コルチゾールとは?
例えば、眠りから覚める時に体はある程度の刺激がいるので、通常、脳が目覚めるためにコルチゾールの衝撃を送ります。
これをCAR(コルチゾール覚醒反応)といい、注意深く保ち、何かが起きてもすぐに対処できるようにしています。
コルチゾール濃度は、目覚めの直後30分から40の間にピークに達し、、そこから時間の経過とともに低下し、真夜中には最低になります。
このピークの高さ、低さがそれぞれの人の化学的特徴になります。
ストレスで1日中イライラしている人は目覚めの時だけではなく、ずっとコルチゾール濃度が高いままのことがあります。
そういう状態が続きますと、肉体面での様々な病気に発展してしまいます。
ですが、コルチゾールが体にないと困ることこともあります。
コルチゾール濃度が高い時は、逃走・闘争反応が起き、目の前のサバイバルに焦点を合わせます。
例えば、身の危険を感じた時は全力で逃げなくてはなりません。
そのために、コルチゾールは細胞は血液からエネルギー(ブドウ糖)を取り込むを吸収するホルモンであるインスリンの活動を低下させます。
なぜなら急激ににエネルギを必要とするからです。
ところが、この状態が長く続きますと、インスリン耐性ができあがり、2型糖尿病の初期段階になってしまうことがあります。
また、コルチゾールは静脈と動脈を締め付けるため、血圧を上昇させ、血管の損傷を治癒する能力を下げ、脳こうそくの原因となる血液凝固を起こす可能性を高くします。
さらに、身体全般の治癒反応を制限します。(2)
これは、一瞬逃げたりするときなどはほぼ問題はないです。
ところが、ずっとストレスを感じていますと・・・
コルチゾールのデメリット!
ノースウェスタン大学のエマ・アアダムとトリーア大学のブリゲッテ・クディールカらが行った研究では、孤独と不健康に落ちっていくことが示され、1日の経験した情動がその翌日の内分泌の調子を決めることがわかった。(3)
156名の高齢者に、プラスティック管と何ページにも及ぶ質問票を家に持ち帰ってもらった。
被験者たちは、毎日3回その管に唾液を入れ、大量の質問に回答した。
その質問の内容は、今日はジャンクフードを食べたかということから、親しい人、ペットあるいは神からの助けを得たかということまで、徹底的日常が網羅されていた。
その結果、悪い日があると、次の日にストレスでまいっていることが判明した。
困惑、悲嘆、恐怖、あるいは孤独を感じたと申告した人たちは、翌日目覚めた時のコルチゾール濃度が高かった。
これにより、「また悪いことが続くのではないか」と思ってしまう人がいるそうです。
そうすると、人間関係が悪くなり、身体が疲れ切ってしまいます。
そうならないために、リラックスさせてくれるホルモン、オキシトシンやセロトニンを増やしてみるのが良いと思います。
後は、イライラしてことを紙に書いたり、運動するといいです。
また、寝る前に、その日良かったことを3つ書き出す習慣を書き出すだけで、ポジティブなものに目が行きやすくなるので試してください。
ちょっと一言
コルチゾールは、眠りから覚める時や、何かから逃げる時は重要なホルモンだということがわかりました。
ですが、コルチゾール濃度が高い状態が続くと、血管の病気なりやすいので気をつけてください。
一番簡単なのは呼吸をゆっくりにすることです。
呼吸をゆっくりにすれば、血圧が下がったりするのでストレスを感じなくなります。
ストレスを感じた時は、2,3分ゆっくり呼吸をしてください。
まずは吐くところから始め、息を吐く時間は吸う時間の2倍くらいにしてください。
そうすれば、大分リラックスできます。
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