ホルモン

食事量を減らすと余計に食べたくなってしまう【グレリン】とは?

投稿日:2019年5月21日 更新日:


 

一般的に食べる量を減らして消費カロリーを増やせば、痩せられると考えられています。

 

ですが、その考え方はホルモンの働きを完全に無視しています。

 

人間にはもともと”恒常性の維持(ホメオスタシス)“と”変化の適応力”が備わっています。

 

強制的に変わっていく環境の影響を最小限に留めるために、調整機能を使い、元に戻ろうとするのです。

 

それは体重も同じことが言えるのです。

 

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食事制限でダイエットしにくくなる理由!

摂取カロリーが減りますと、身体では大きな2種類の適応作用が起きます。

 

1つ目は、エネルギーの総消費量の大幅な減少です。

 

2つ目は、空腹感をさらに刺激するホルモン信号が出されることです。

 

つまり、身体は元の体重に戻ろうとするために、「もっと食べろ」と脳に訴えるのです。

 

その働きは、そのことについて精密に知られた研究があります。

 

極端に摂取カロリーを減らすと余計食べたくなる!?

メルボルン大学の研究者たちは、被験者たちに1日当たり500キロカロリー削減した食事を与え、その結果平均で13.5kg体重が減少した。(1)

 

その後、体重を維持するためにグリミック指数(GI値)(食後の血糖値の上昇スピードを示す指数)の低い、低脂質の食事を摂ること、1日30分の運動が課された。

 

その結果、被験者たちの体重は半分が元に戻ってしまった。

 

この研究で、グレリン(食欲を増進させるホルモン)などの様々なホルモンの値が分析された。

 

すると、体重が減ったことにより被験者のグレリンの分泌量は大幅に増え、1年以上経っても、一般的な分泌量より多いことがわかった。

 

つまり、痩せようとして実験前より空腹感を覚えやすく、それが1年以上続いたということです。

 

ダイエットしようと思っても強制的に脳から「何でもいいから食え」という命令が来るので、余計胃に空腹を感じやすくなってしまうのです。

 

さらに、満腹ホルモン(ペプチドYY、アミリン、コレシストキニンなど食べ物に含まれるたんぱく質や脂質に反応して満腹感を与えるホルモン)の調査も行われた。

 

(ちなみに、こうしたホルモンが分泌されることで、食べ過ぎを防いでくれるのです)

 

その結果、最初に体重が落ちてから1年以上経っても、被験者の3つの満腹ホルモンの分泌量は、実験前よりかなり低かった。

 

つまり、満腹感を感じにくくなったということです。

 

空腹感によっての様々なデメリット!

fMRIを用いた研究では、感情や認知を司る脳の領域が食べ物による刺激で明るくなることがわかった。(2)

 

つまり、減量をすると制御機能を持つ前頭前皮質の活動が弱まり、そういう人は食べ物に対する欲求をコントロールできなくなってしまうのです。

 

と言うか、これは生き残るためのホルモンの自然な働きなのでしょうがないです。

 

空腹を感じると、体が冷え、倦怠感を覚え、気分が落ち込みます。

 

これらは全て、カロリー制限によって引き起こされる自然な反応なのです。

 

そして、代謝機能が落ち、空腹感が増すのです。

 

ちょっと一言

食事制限などをして摂取カロリーを減らすと、余計に食べたくなることがわかったと思います。

 

食欲を増進させるホルモン(グレリン)が増え、満腹を感じさせてくれる(ペプチドYY)が減ってしまい、言ってしまえばダブルパンチを食らっているようなものですよね。

 

ですので、食事制限はした方が良いのですが、やりすぎはよくないということです。

 

具体的には、2割くらい減らすのが良いと言われています。

 

もし、それをやって極端にお腹が空くようでしたら1割でも構いません。

 

ホルモンのことも考えないとダイエットはできないので。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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