ホルモン

コルチゾールの作用とは?~それを増やすとストレスになる理由~

投稿日:2018年7月29日 更新日:


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コルチゾールレベルが上昇すると、その分ストレスになることは多くの方がご存知だと思います。

 

しかし、それがどう作用していますかと訊かれれば、なかなか答えられませんよね。

 

そこで、今回はコルチゾールが増えるとどんな影響が人間の心理や体に及ぼすのかについて紹介していこうと思います。

 

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コルチゾールが作用すると!?

ケンブリッジ大学のジョン・コーツは、不確実性とコルチゾールが人の行動に影響を与えるのかを研究した。(1)

 

彼が中心となった研究チームは、トレーダーが不確実性やプレッシャーに直面した時に経験する生理学的覚醒が、取引を巡る彼らの意思決定に影響する、(特に市場バブルや市場崩壊の際に)という仮説を立てた。

 

研究者たちは、ロンドンの金融街で一連の実験を行い、様々な取引所で働くトレーダーの1日を通じて生物学的マーカーを集めた。

 

その結果、下げ相場ではトレーダーのコルチゾール値が上昇、、危険回避の行動や悪い情報にむやみに注目する行動を引き起こすということだった。

 

この実験では、不確実性に直面したトレーダーたちのコルチゾールレベルは、急上昇して、不安感や恐怖を引き起こしたことがわかった。

 

ちなみに、コルチゾールとは人間のプレッシャーへの反応に重要な役割を果たすホルモンです。

 

特に重要なのは、ものを考えたり思い出したりする能力に影響を与えてしまうことです。

 

コルチゾールは、脳の偏桃体という場所からつくられる副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)と連動して、一般に「予期不安」と呼ばれるものを引き起こしたり、テストステロンの生成を抑制してしまうのです。

 

テストステロンは、自信と関係していて行動を活発にしてくれる作用があります。

 

ところが、このテストステロンが減少してしまうと積極的な行動がしにくくなり、状況のマイナス面ばかりに目が向きがちになります。

 

このような見方に偏ってしまうと、外部からの刺激はほぼすべてが脅威に見えてきてしまいます。

 

そして、ますます被害妄想的になったり、ネガティブ思考に陥ってしまうのです。

 

また、コルチゾールが不安などを引き起こすかは原始人たちにとってみれば、外界は全てが脅威なので用心深くなることで生き延びられた考えられています。

 

ですが、現代人にとってみれば、それが不利になることもあります。

 

トレーダー例で言えば、コルチゾールレベルが上昇している時に、せっかくにチャンスがある銘柄を買えなくなったりします。

 

理由は、コルチゾールのせいで悪い情報ばかりに目を向けてしまうからです。

 

スポーツでも同様のことが言えます。

 

プレッシャーのせいで失敗してはいけないと思うあまり、勝つことを忘れ、思ったようにプレーができなくなってしまうのです。

 

コルチゾールが日常的に上昇していると!?

研究者が著作の中で書いているように、コルチゾールの影響を受け続けると、コルチゾールの受容体を持つ脳の二つの部分(海馬と扁桃体)長期的なダメージがおよびます。(2)

 

扁桃体には記憶の感情的な内容が蓄積され、海馬にはある出来事についての実際の記憶が記録されます。

 

具体的に言うと、扁桃体にはあなたが過去にプレッシャーを受けた時にどう感じたかが記録され、海馬には何が起こったか、誰が関係していたか、どう解決されたか、そこから何を学んだかという事実が蓄積されます。

 

コルチゾールが過剰に分泌されると、海馬の受容体は収縮しますが、逆に扁桃体の受容体はかなりの数に分岐します。

 

そのために、人間は次第に感情的になって現実的に物事を考えられなくなるのです。

 

コルチゾールの上昇が習慣的になり長期化すると、このホルモンの影響のもとに蓄積された出来事、主にうまくいかず苦労した時のこと、を思い出しやすくなります。

 

つまり、人の記憶はハイプレッシャーの状況によって起こる事態に大きく左右されるということです。

 

ちょっと一言

コルチゾールレベルが上昇している時は、ネガティブな面ばかりに目が行き、冷静な判断ができず、目の前の良いことにまで目が向けられなくなってしまうということでした。

 

また、日常的にコルチゾールレベルが上昇していると、海馬と扁桃体に影響を与え、だんだんと感情的になり、物事を冷静に見られなくなってしまうということもわかりました。

 

これに対処するには、不安や恐怖を認識して深呼吸がするのが一番いいです。

 

ふんなどを感じている時は呼吸が浅くなるので、反対に深くすればコルチゾールレベルは上昇しません。

 

ぜひ、不安などを感じた時は2,3分深呼吸をしてみては。

 

瞑想でもいいですが。

 

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-ホルモン

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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