親切なことをすれば、ストレスが低下して、気分よく毎日過ごせるよという話をしました。
だけど、全く親切なんかしたことがない、したいけどどうしていいかわからない、わかるけど恥ずかしいなんていう方もいると思います。
そういう人は、まず迷走神経を鍛えてあげればいいじゃんというのが今回のお話です。
今、考えれば僕も昔は人に親切なんかした記憶はないので、そういう気もはわかります。
ちなみに、迷走神経は身体のいたるところに張り巡らされいて、消化や再生(傷を治す)などの働きがあり、鍛えてあげるとアンチエイジングの効果もあります。
迷走神経を鍛えれば!
迷走神経の活動は、思いやりと親切と密接な関係があります。
迷走神経と社会関係の間のつながりは、「多重迷走神経理論」と呼ばれています。
それを証明した研究があります。
アリゾナ州立大学の研究者たちは、子供たちに事故で怪我をしているほかの子供たちを撮った動画を見せ、その反応を観察した。(1)(2)
その後、その怪我をしている子供たちに宿題を届けるという機会を与えたところ、迷走神経の活動が高かった子供たちほど自発的に応じようとした。
カリフォルニア大学バークレー校の研究者たちは、ボランティアの参加者に、悲しい出来事(家族の死)について語る人を撮影した動画か、苦しんでいる人々(飢えている子供たち)の写真、またはガンの子供たちの動画を見せ、当たり障りのない内容(フェンスを作る人)の動画を見るグループと比較した。(3)
その結果、同情と思いやりの感情を最も感じたと報告した人たちが、迷走神経の活動度が一番高かった。
要するに、迷走神経の活動が高いと、親切や思いやりの気持ちが持てているのです。
じゃあ、迷走神経の活動が低い人で、親切もあまりできないという人はまずどうすりゃいいのっていう話になりますよね。
ズバリ、慈悲の瞑想です。
慈悲の瞑想は、誰かを思い浮かべ、「慈悲に満たされ、元気で健やかに、ゆったりと、幸せですごませますように」なんていうことを心か口で唱える瞑想です。
これを習慣にすると、強い思いやりの気持ちと人に親切にしようという気持ちが育ってきます。
実際に僕も習慣にしていますが、結構実感しています。
で、科学的根拠もあります。
慈悲の瞑想で迷走神経の活動が高まる!
ノースカロライナ大学のチャペルヒル校の研究者たちは、65人の男女に6週間にわたり、毎週慈悲の瞑想の講座に出席してもらい、毎日慈悲の瞑想を実践してもらった。(4)
また比較のために対照グループも作られた。
そして、調査前後に迷走神経の活動が測定された。
6週間後、慈悲の瞑想をした人の迷走神経はの活動性は大きく増加していた。
対照グループは特に変化はなかった。
ということは、親切が何となくできない人はまず慈悲の瞑想を実践してみるところから始めるのが良いと思います。
ちょっと一言
僕も、慈悲の瞑想をしてから親切が苦じゃなくなりました。
苦っていうとなんか変ですけど、親切をすると何か引っかかるような気分になっていました。
今では、自然とできるようにんり、改めて慈悲の瞑想を実感しています。
まだ、慈悲の瞑想を実践して1カ月くらいですが、より色んな効果が出てくるという研究もあるのでこれからも続けていきたいと思っています。
親切な人であろうとなかろうと、慈悲の瞑想はおススメです。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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