緊張って何であんなにするんでしょうかねぇ。
例えば、好きな人を目の前にして告白する時、社会人ならプレゼンや交渉だったり、学生なら試験が一番だと思います。
他にもいくらでもあると思いますが、そういう緊張はインセンティブ(外部刺激)によるものなのです。
しかし、世の中には緊張しない人もいます。
だからあっさり何事もうまくこなせてしまうのです。
多分、誰の周りにもいると思います。
そこで、じゃあそういう人が何で緊張せず、物事をこなせてしまうのかがわかれば、自分もそうなれると思いませんか。
その前に、まずは緊張のメカニズムを!
緊張しない人、緊張する人
カリフォルニア大学バークレー校のエスター・アーツが行った実験では、プレッシャーに強い人と弱い人で成績にばらつきがあることがわかった。(1)
被験者がコンピュータを使った課題で成功すると、賞金がもらえるという設定で、緊張する人もいれば、冷静で賞金を持っていく人もいた。
その成績の違いのもとをたどると、神経伝達物質のドーパミンが原因だった。
この実験では、PETスキャンを利用し、被験者一人ひとりのドーパミンの基準値レベルを測定した。
基準値が初めから高いと、目の前の賞金が脳の線条体と呼ばれる部位、つまりドーパミンの過剰摂取の状態を引き起こす。
この状態になると、集中しにくくなり、集中力が足りないとゲームで高いスコアは出せない。
実験で使われた課題は単純なものだった。
画面にボックスが現れて、なかに「左」か「右」のどちらかに文字が入っている。
被験者は、左か右かに合わせて2つあるボタンのどちらかを押すだけだが、できる限り早く押さなければならなかった。
しかも、ボックスには時々、文字の意味とは逆向きの矢印が付くことがあった。
矢印が有効かどうかを示すマークはついているが、矢印を無視したり急いでボタンを押すのは簡単ではなく、かなりの集中力が要求された。
ドーパミン・システムが洪水を起こしやすいタイプの被験者は、ゲームで集中力が必要とされるレベルには届かなかった。
つまり、お金でモチベーションが高くなりすぎると、集中できなくなってしまうということです。
では、冷静になるためには・・・
緊張しないために
ドーパミンが過剰に分泌している時の緊張状態は、必ずインセンティブがあります。
試験ならいい点を取りたい、サッカーならシュートして点数がほしいなどです。
この時に冷静でいられればいいのです。
それをいくつか紹介します。
・呼吸をゆっくりにする、または瞑想
アンガーマネジメント(アンガーコントロール)する怒りを鎮めるトレーニング方法!
・自分の感情を観察、または自分の感情をどんどん紙に書く
トラウマに対抗する方法!~とりあえずトラウマを4日間、1日20分だけ書いてみる~
ジャーナリングとは?~やり方と効果を解説!テーマは自由で良い!~
・結果を考えずに今、目の前のことに集中する
フロー状態になるには?~フロー状態になる方法、入り方の条件~
他にも、
オキシトシンを増やす、分泌させるには?~作用と効果を得るためには?~
が効果的です。
時と場合によってできること、できないことがあるので使いわけてください。
まぁ、ドーパミンの過剰分泌を抑えられて、冷静になりさえすればいいので何でもいいです。
ちょっと一言
集中力を必要とするゲームで、インセンティブ(お金などの報酬)があると、緊張してしまう人と冷静でいられる人がいました。
その違いは、ドーパミンの基準値レベルだということがわかりました。
緊張している人はドーパミンが過剰に分泌し、冷静でいられる人はそれほどではありませんでした。
一般的にドーパミンというホルモンはやる気を高めてくれると言われますが、インセンティブなどで過剰に過剰に分泌すると、集中力がなくなってしまい、かえって成績が悪くなります。
もちろん、インセンティブが全部悪いわけではなく、いかに目のことに集中できるかが大事であって、そのためには冷静になる必要があるということです。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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