目標達成

ストレッチゴールの意味とは?~ウェルチの事例~

投稿日:2018年6月12日 更新日:


ストレッチゴール、意味、ウェルチ、事例

 

前に、目標達成する時に必要なのは準備が大事だよっていう話をしました。

 

ですが、(それをスマートゴールというのですが)大きな欠点があるのです。

 

自分がどれくらいできるかを考えて、仕事をやらせるとどうなると思いますか。

 

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スマートゴールの欠点!

GEの経営最高責任者、ジャック・ウェルチはかねてから、スマートゴールに力を入れていたことが、株価が8年間に3倍以上になった理由の一つだと言っていた。

 

しかし、社員全員に詳細な目標設定をさせたことで、会社の全部門が大幅に業績アップしたわけではなかった。

 

いくつかの部門では、スマートゴールに取り組ませたにも関わらず、黒字から赤字へと転落したり、最初は好調だったのに突然、機能不全に陥ったりした。

 

その理由の一つに、社員たちはスマートゴールのすべての基準を満たしていたかどうかのチエックはしていたが、そもそも価値のある目標なのかどうかのチェックについてはあまり時間をかけられていなかった。

 

そのせいで、例えば、工員たちは早く帰れるような目標設定を設定したりしていた。

 

副工場長も目標をクリアすることで大きな達成感が得られたと言った。

 

このスマートゴールは、何をやるかが明確なので有効に働く場合もありますが、時として非生産的な事態を招いてしまうのです。

 

心理学者のロックとレイサは、「スマートゴールのような目標設定は、認知のトンネル化を生じさせ、人はすぐに達成できる目標ばかりを立てしまう」と言っている。(1)

 

実験結果によれば、スマートゴールに取り組む人は一番簡単な仕事に飛びつく傾向があり、とにかくそのプロジェクトを終わらせることで頭がいっぱいになり、ひとたび目標を設定すると、やるべきことの優先順位ばかり考えるようになる。

 

レイサムは、「ToDоリストから何を削除するか、ということばかり考えるようになって、本当にやるべき仕事をしているのか自問しなくなる」と言う。

 

ウェルチのストレッチゴールとは!?

2014年の研究によれば、日本の新幹線網の発達は、198年代に至るまで日本の成長を支える中軸だった。(2)

 

その後、日本のそのテクノロジーはフランス、ドイツ、オーストラリアなどの高速鉄道を生むことになり、世界中の工業デザインに一大変革を起こした。

 

ジャック・ウェルチは、この話を聞いて、目から鱗が落ちる思いをしたようです。

 

その後、ウェルチは例えばジェットエンジン製造部門に、エンジンの完成製品の欠陥を25%削減するという目標を掲げさせた。

 

そ結果、キズは小さく、ケーブルの並べ方が少し違っていたとか、どれも取るたらない問題で目標は達成した。

 

さらに、ウェルチは70%の削減を指示。

 

部門責任者は、「エンジン製造は実に複雑な工程で、エンジン一機は5トン以上あり、1万以上の部品からなるので、70%減らすなんて不可能」だと答えた。

 

ウェルチは、「3年の猶予を与える」と。

 

当該管理職全員は、過去12カ月間に記録されたすべての欠陥を分析した。

 

浮かび上がってきたのは、工員達が小さな欠陥を見つけることができなかったことだ。

 

欠陥について発見できるほどエンジンに詳しくならなくてはならないので、まずは部門責任者全員に再研修を受けさせた。

 

だが、9か月間の再教育後も50%しか削減できなかった、

 

そこで、すぐに欠陥を見抜けるような技術的な知識を持った人を雇入れた。

 

だが、そういう人は他の工場からも引っ張りだこで、彼らを惹きつけるために、管理職は社員にもっと自由を与えることにした。

 

具体的には、誰もが自分のシフトを自分で決められ、自分の好きなチームをつくることができた。

 

そして、工場全体の計画を廃止し、個々のチームが自分たちで工程表をつくることになった。(3)

 

ウェルチは、航空機製造部門に欠陥を70%削減するというストレッチゴールを与えた。

 

この大胆な目標を達成するには

  • 社員をどう教育するか
  • どのような社員を採用するか
  • 工場をどう運営するか

 

に関してほぼ変える必要があった。

 

具体的には、工場の全体の日程を廃止し、勤務条件を変更し、社員採用基準を見直した。

 

その理由は、チーム・スキルが高く、より柔軟な思考ができる人間を必要としていたからだった。

 

結果、ウェルチのストレッチゴールは連鎖反応を引き起こし、、エンジンの製造方法を誰も思いつかなかったものに変えてしまった。

 

1999年までに、エンジンの欠陥数は75%削減に成功し、連続して38カ月間、一度も納期が遅れず、これは会社創立以来の新記録で、製造コストは毎年10%減少していった。

 

ストレッチゴールは大改革をもたらす!

大勢の研究者たちがストレッチゴールの成果を研究してきた。

 

それによれば、一見不可能だと重れる大胆な目標設定をさせることで、改革面や生産面で予想を超える飛躍が生まれるということ。

 

モトローラーを対象に行った研究では、ストレッチゴールが導入されてから新製品開発に要する時間が10分の1になった。(4)

 

また、3Ⅿを対象にした研究によれば、ストレッチゴールのおかげでスコッチテープやシンサレート(高機能不織布)という製品が生まれた。(5)

 

他にも、ストレッチゴールはユニオン・パシフィック鉄道、テキサス、・インスツルメンツ、ワシントンDCとロサンゼルスの公立学校を変革したようです。

 

また、ダイエットやマラソンにも効果的だと言われています。

 

デューク大学のシム・シットキンらは、2011年の『経営の科学』誌に「ストレッチゴールは、自己満足を打破し、新しい思考法を促進する、衝撃的な役割を果たす。組織全体の希望を大幅に拡大することによって、ストレッチゴールは新たな未来に目を向けさせ、組織全体のエネルギーを増大させる。そのようにして、ストレッチゴールは実験、改革、調査、遊びなどを通じて実地学習を促進する」と書いている。(6)

 

ちょっと一言

今やっていることに、伸び悩んでいるのでしたら、ストレッチゴールを取り入れてみては。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。他には、どんどん新しいことを知って挑戦していくことと、そんな人が好きです!

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