目標達成

長期的な目標達成を阻む誘惑に打ち克つには?

投稿日:2017年7月17日 更新日:


長期的、目標達成、誘惑、打ち克つ

 

長期的な目標達成をするのに必要なのは満足を先延ばしすること。

 

つまり誘惑に打ち克つことです。

 

以前にマシュマロ・テストのお話をしましたが、園児たちを個室に入れ、研究者が「少したら戻ってくるね、その時までにマシュマロを食べずにいられたら、もう一つ上げるね」といい、我慢できた子、できなかった子に分かれ、追跡調査した結果、その後の人生に影響することがわかったというヤツです。

 

我慢できた子は学校の成績が良く、人間関係も良好で、幸せな家庭を築く傾向にあった。そして、我慢できなかった子はその逆。

 

まあ、あくまで相関関係なので絶対ではありません。

 

でも何でも、目標達成にはなんとなく必要な気がしませんか。

 

そこでいかに人間が目先の報酬に飛びついてしまうんでしょうかね。

 

スポンサーリンク
 

目の前の報酬

1975年、行動経済学のジョージ・エインズリーは人間にはのちの大きな報酬を待つより、目先の小さな報酬をすぐに求める傾向があると、研究結果を発表。

 

今すぐ11ドルもらうか、あとで85ドルもらうかを選択させたら、今すぐ得られる少ない金額の方を選ぶ人が多いことが判明した。

 

ワーキングメモリに負荷をかけられると

ワシントン州立大学のジョン・ヒンソンらがこのプロセスには、ワーキングメモリが大きく関わっていること解明した。

 

実験では、まず被験者のワーキングメモリ(我慢したりするとこ)に大量の情報で負荷をかけた。そして、すぐに100~900ドルの少額を受け取るか、、最高2000ドルの大きな報酬を受け取るかを選ばせた。

 

すると、大きな負荷がかけられたワーキングメモリの人たちは長期的に見れば、どちらより大きな報酬になるかを計算できなかった。

 

その結果、すぐに得られる少ない報酬を選んでしまうことが判明した。

 

前頭前皮質が誘惑から助けてくれる。

 

前頭前皮質が活性化していれば、冷静な判断ができる!?

上の研究結果はロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジのベネデット・デ・マルティーノの研究に反映されている。

 

より大きな報酬を得るために現在の欲望を抑えている時に起こる脳の変化を観察した。

 

そこで被験者にリスクを伴うような報酬を設定したうえでfMRIを利用し、被験者の脳をスキャンした。

 

すると、少額ではあるもの、確実に報酬を得られることを選ぶ人は、あまり考慮せずに判断を下していることがわかった。

 

感情を司る扁桃体のあたりが明るくなったかと思うと、彼らはあまり考えることなく、簡単に結論を出した。

 

一方でこうした衝動を抑え、あとでもらえる大きな報酬を選んだ人の場合、ワーキングメモリが働く領域である前頭前皮質の辺りが明るくなり、活性化していることがわかった。

 

そして、多数の被験者を対象にしたこの実験では、感情の強さが目の前の報酬を選ぶ決定打にはなっていないことがわかった。

 

ワーキングメモリがどれだけ機能しているかが、彼らの選択に影響を及ぼしていた。

 

ようは前頭前皮質が活性化していないと、誘惑や衝動に負けやすくなるということです。

 

前頭前皮質を活性化するには瞑想が1番です。毎日30分するのがおすすめ。

 

後はワーキングメモリに負荷をかけないために情報を遮断したり、選択肢を極力減らすことが重要です。そのためにはまずは部屋の掃除です。

使わないものは捨てたり、あげたりしちゃいましょう。

 

そうすれば、長期的な目標達成がしやすくなりますので。

 

大人になっても変わらない

2011年、心理学者、ウォルター・ミシェルらがマシュマロ・テストを受けた子供たちに再度、実験を行った。

 

40代になっていた彼らが当時と同じ傾向があるのかについて調べた。

 

そこで子供時代に長期間、満足を先延ばしできた、より長い間マシュマロを食べることに抵抗したできた子供とすぐに諦めてしまった子供に分けた。

 

そして、様々な表情を浮かべた顔を(幸せそうな顔、おびえている顔、無表情な顔)を見せ、幸せそうな顔が出てきたら、パソコンのスペースキーを押し、おびえている顔、無表情な顔が出てきたら何もしないという指示を出した。

 

すると、どちらのグループも似たような行動を取った。

 

次におびえているかが出てきたらスペースキーを押し、幸せそうな顔ができた時はなにもしないという指示を与えた。

 

笑っている幸せそうな顔に反応するのは、人間にとってごく自然。

だから笑顔に反応しないためには、自然な衝動を抑えなければならない。

 

実験の結果、子供時代に満足を先延ばしできた子供は大人になってからも衝動を抑えることができるということがわかった。

 

さらにミシェルは次に脳の中で怒っている変化について調べた。

 

被験者に脳スキャナーを装着してもらい、先程と同様の実験を行った。

 

すると、幸せそうな顔に反応したいという誘惑に抵抗している時、子供時代に満足を先延ばしできた人の前頭前皮質が活性化していることがわかった。

 

一方で子供時代に先延ばしできなかった人の前頭前皮質は活性化していなかった。

 

それどころか無意識で自動的な反応に関係のある線条体という部位が活性化していた。

 

誤解のないように言っておきますが、大人になっても変わらないのではなく、鍛えないから変わらないだけです。

 

ちょっと一言

我慢できる人とできない人の違いはワーキングメモリのなかの前頭前皮質が活性化しているかどうかにかかっているということでした。

 

ワーキングメモリを鍛えるには瞑想以外にも有酸素運動や何かを習慣化するのがおすすめです。

 

後は大事なこと以外にはワーキングメモリに負荷をかけないことです。

 

ワーキングメモリは自制心、そのもので筋トレで筋肉を鍛えるようにワーキングメモリにも瞑想などで適度に負荷をかければ、鍛えられていきます。

 

スポンサーリンク
 

スポンサーリンク
 


他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!  
カテゴリー一覧
 カテゴリー

-目標達成

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

スポンサーリンク