行動経済学

パイロットに燃料費を節約してもらうにはどうすればいいの!?

投稿日:


 

今回はパイロットに燃料費を節約してもらうなどという変わった実験を紹介します。

 

年間で飛行機を利用する人は30億人を超えるらしいです。

 

そして、世界の飛行機は世界の温室効果ガス排出の2~3%にもなっているようです。

 

また、経営コストの3割ほどジェット燃料が生じているようです。

 

ですが、実は飛行機1機が消費する燃料の多さはパイロットによって大きく変わってくるようです。

 

燃料を積みすぎない、最新の天候情報に基づいた最善のルートで飛ぶ、もしくは滑走路を走行する際にエンジンを切るといった工夫で、消費燃料を大幅に削減できるみたいです。

 

スポンサーリンク
 

 

燃料費を節約してもらうために!

コロラド鉱山学校のペイン公共政策研究所のグリー・アゴスネルたちは、ヴァージニア・アトランティック航空に起用され、パイロットに燃料使用量に関する詳しいフィードバックを行い、効率の良い操縦につながるかかどうかという実験をした。(1)

 

研究チームはパイロット労働組合を通じて、この実験でパイロット同士の序列を作るわけではない、という説明をした。

 

「いかなる形においても、燃料使用量出優劣を決めるつもりはありません」と、パイロットに配布した文書で説明していた。

 

その結果、自分の燃料効率についての月間レポートを受け取ったパイロットたちは、受け取らなかったパイロットたちに比べて、燃料使用量が少なくなっていた。

 

フィードバックは非公開で、本人だけに知らされたおかげで、操縦の改善につながった。

 

実験にかかったコストはレポート郵送料が1000ドル未満だったが、ヴァージン・アトランティックにとっては、年間の燃料使用量が約100万ドルの削減になっていた。

 

また、低賃金の職業でも同様の実験例があります。

 

固定性と歩合制どちらが一生懸命になるの?

セントラルフロリダ大学のハリー・J・パーシュたちは、カナダのブリティッシュ・コロンビア州で植林作業を行う労働者に、固定の日給か、もしくは植樹本数に応じた歩合性かのどちらかで給料の支払いを行うという実験を行った。(2)

 

その結果、固定給の場合、植えた木の数は1日およそ1000本だった。

 

一方で歩合制の場合では、およそ1200本だった。

 

 

また、アメリカのワシントン州でも、果樹園で働く労働者で類似の結果が出ています。

 

ただ、固定給の労働者は仲間が歩合制で稼いでいることを知ると、機嫌を悪くしたそうです。(3)

 

ちょっと一言

燃料については、パイロットにちゃんとした配慮をすると、節約してくれるのですね。

 

また、果樹園の場合は歩合制の方が効率が良いということでした。

 

ただ、同業者との溝が深まってしまう可能性があったので、そこは考えないといけないのかなと思いました。

 

まぁ、いずれにしろ、働いてもらっている人たちにちゃんとした配慮があれば、より効率的にできるのではないかとも思いました。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

-行動経済学

執筆者: