行動経済学

人間は将来の利益より目先の利益を優先するが、では将来の利益が400%だとしたら?

投稿日:


 

人は目先の利益にめっぽう弱いです。

 

勉強より遊び、運動よりお菓子、健康的な食事よりお酒やジャンクフード。

 

みんなどちらを選べば将来の自分のためになるのかよくわかっています。

 

でも、人間はそれができないみたいです。

 

では、どれくらいのリターンがあれば、目の前のことを我慢できるようになると思いますか。

 

それをお金で実験した研究がありましたので、それを紹介しようと思います。

 

スポンサーリンク
 

 

1年後に400%のリターンがあるとしたら!?

ノースイースタン大学のデイビッド・デステノたちは、人々がすぐもらえる報酬に比べて後からたくさんもらえる価値を過度に割り引くかどうかを調べた。(1)

 

まず、参加者たち一人ずつに研究室に入ってもらい、小さく仕切られた部屋の中にあるコンピュータの前に座ってもらった。

 

そして、コンピュータには27の質問が順に書かれていた。

 

それに対して、参加者たちは金銭に関する2択のうち好きなほうを選ぶように言われた。

 

質問んはすべて「今すぐXを受け取るのと、Z日後にYドル受け取るのとどちらが良いか」という形式で尋ねられた。

 

選択に真実味を持たせるために、研究者たちは実際にそれを履行することを約束した。

 

例えば、「今すぐに41ドルを受け取りますか。それとも20日後に75ドル受け取りますか」という質問の場合、お金をすぐに支払ってほしいという人にはこの実験の終了後に現金で手渡すようにした。

 

報酬が20日後にほしいと言った参加者にはあとで小切手で送るようにした。

 

ちなみに、全ての質問でXよりYの方が大きい値にした。

 

未来の報酬が少なければ、我慢する必要がないから。

 

また、報酬の器官を変えるのと同時に、XとYの組み合わせを変えることによって、人が未来の報酬の報酬の価値をどれくらい割り引いているのか計算できるようにした。

 

この価値の下落は「年次割引係数(ADF)」の形をとり、0から1の間で示された。

 

これはお金を今すぐ受け取る場合に対して、同額を1年後に受け取る場合の価値がどれくらいになるかを表したもの。

 

つまり、ある人のADFが0.5の場合、1年後に受け取れる100ドルには50ドルの価値しかないということ。

 

逆に言えば、ADFが0.5ということは、1年後の100ドルを諦めて、現在の50ドルをすぐに手に入れられるということ。

 

その結果、参加者たちは気が短かった。

 

平均ADFは0.17、つまり10ドルを手に入れるのを1年待たないとするならば、現在の17ドルの価値にしかならないと感じていた。

 

言い換えれば、現在の17ドルを渡して、1年後の100ドルをふいにしていた。

 

ちょっと一言

ただ、このシステムがちょっとわかりにくいということもこの1つの原因になっている気がします。

 

もっとわかりやすい説明だったら、ここまで行っていなかったのかもしれません。

 

それに、なるべく研究資金の出費を抑えたかったからわざとこんな説明をしたのかもしれません。

 

真意はわかりませんが、いずれにして人は目先の利益に飛びついてしまうのです。

 

で、ここからは僕の考えですが、わかりにくいと面倒くさいからすぐに目の前の利益に飛びついてしまうのかなとも思いました。

 

そう考えると、投資でも難しいことはあまり深く考えないので失敗する人が多いのかなという気がします。

 

多分、これはどんなことにも当てはまるかなと思います。

 

ただ、そういう中にはシンプルのものから複雑なものまであります。

 

ダイエットなら、目先のお菓子より運動をした方が良いです。

 

一方で、今のコロナ問題で、感染者を減らしながら経済をどう回すのかというのは非常に複雑です。

 

経済だけを、感染だけをと、どちらかを優先したらいずれにしても大変なことになるのは明白ですよね。

 

例えばですが。

 

スポンサーリンク
 

スポンサーリンク
 


他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!  
カテゴリー一覧
 カテゴリー

-行動経済学

執筆者: