行動経済学

事件、事故の目撃者の情報や証言は、結構あやしい!それを防ぐには?

投稿日:2017年11月11日 更新日:


事故、事件、目撃者証言、目撃情報、目撃

 

テレビや新聞などで「目撃者の証言によりますと・・・」なんて、報道ではよく出てくるフレーズです。

 

ですが、問題なのは証言の信憑性です。

 

人は枠の中で見せらた情報だけで、ものごとを考えようとします。

(これをフレーミング効果と言います)

 

そうなると、ニュースを見ている人は目撃者の言うことを信用してしまいがちになります。

 

もちろん、目撃者もありのままに話していると自分では思っています。

 

ミソは、「自分では」です。

 

実は、思っていることと事実は全く違うということがよくあるのです。

 

それにより冤罪などを引き起こす可能性だって十分あり得ます。

 

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事件、事故を目撃して時間が経つと!?

スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故の翌日、コーネル大学のアーリック・ナイサーは、106人の学生に「チャレンジャー号のニュースを知った時、あなたはどこにいましたか」と質問し、その時のことを詳細に書いてもらった。

 

そして2年後、同じ学生に同じ質問をした。

 

すると、約25%の学生が、最初に尋ねた時と全く違う説明をした。

 

また約半数の学生の説明に、何かしら重大な食い違いが見られた。

 

一応、最初と同じといえる説明をした学生は10%にも満たなかった。

 

犯罪の目撃者に時間が経ってから証言させると、多くの場合事実と異なることはよく知られていることですが、人間ってどうしても自分の能力(記憶力など)を過信してしまうんですよね。

 

しかも、有罪が確定し、すでに刑に服していたが、のちにDNA鑑定で無罪だ透明された人は、アメリカだけで1989年から2007年までの間に201人にもなった。

 

その201人の中の77%が、誤った目撃者の証言が決め手となり、有罪になったもの。

 

無意識って主観なのでどうしても、間違っていても正しいと思えていることが、その人にとって正しくなっちゃうんですよね。

 

無意識に影響するものは、気分、知覚、知的能力によって変化してしまうんです。

 

動かされていないと思っても!?

トロント大学のテイラー・シュミッツによれば、良い気分でいる時に、周辺視力が良くなるという。

 

医師を対象にした実験では、被験者となる医師を二つのグループに分け、一方に小さなキャンディー袋を渡し、もう一方には何も渡さず、ある患者についての情報を渡し、診断してもらった。

 

その患者は肝臓の病気だったが、それに気付くまでの時間は、キャンディーをもらったグループの方が、もらわなかったグループよりも短かった。

 

こんなことでって思いますが、人の心ってこういうものなんですよね。

 

ちなみこれを気分一致効果と言います。

 

他にも、「あなたは今幸せですか」という質問を晴れた日にするのと、雨の日にするのとでは答えが違ってきます。

 

晴れていれば、何もかも順調で、雨の場合はあまりそういう答えにはなりません。

 

ただし、面白いのは天気を意識させると、その影響が薄らいでしまうんです。

 

だから雨で気分が落ち込んでいる時は、雨を意識するといいかもしれませんね。

 

そうすれば、落ち込んだ気分が薄らいでいくので。

 

他にも、つり橋で女性が男性にアンケートに答えてもらうという実験で、口実をつけて電話番号を教え、被験者の65%の男性が後で電話をかけてきて、女性をデートに誘い、一方で普通にベンチに座って、男性にした場合は30%にとどまった。

 

別につり橋ではなくても、男性の心拍数が上がっている時に、女性が何か事件を起こしても、その女性が魅力的に見え、無実になるような証言をしてしまうかもしれませんね。

 

そんなこと、あるわけないだろと思うかもしれませんが、無意識ってそんなものです。

 

ちょっと一言

人間は時間が経つと、その時の記憶と2年後の記憶は、かなり食い違うことがわかりました。

 

そう考えると、冤罪がなくならいの記憶違いが引き起こしているのかもしれませんね。

 

事件や事故を目撃した時はすぐに写真や動画をとったり、メモをすると良いでしょう。

 

そして、警察にそれを渡せば、客観的な証拠になりえます。

 

少なくとも、時間が経ってから証言はしない方が良いと思いますし、同じ質問をされると、人間の脳ってそんな気になってしまう危険性があるので、「同じ質問はやめてください」と言うか、言えなくても同じ質問をしているなと意識的に認識してください。

 

それだけで無意識に引っ張られる可能性は減りますので。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。他には、どんどん新しいことを知って挑戦していくことと、そんな人が好きです!

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