僕自身、結構先延ばしをするタイプでした。
例えば、本を読んでも片づけなかったりと。
その理由は、「どうせ後でまた後で読みたくなるんだから片付けなくてもいいか」みたいな感じでした。
今も若干ありますが。
何でも先延ばしは良くないのですが、ついつい先延ばししてしまいますよね。
ですが、考え方をちょっと変えるだけで先延ばしをしなくなるのです。
先延ばしをしない唯一の方法!!
ドイツのコンスタンツ大学のショーン・マクリーが率いるチームは、ある作業に対する考え方と、先送りにする傾向に関係があるかどうかを調べた。(1)
言い換えれば、人はある作業を心理的に「遠く」感じ、そのためにすぐに取り組まず、いつかわからない将来に持ち越してしまうのではないかと研究者たちは考えた。
その実験では、まず被験者グループに質問票を渡し、3週間以内にメールで回答を変装するように依頼した。
質問は全て、銀行口座を開くとか、日記をつけるといった、日常的な作業についてのことだったが、グループによって質問の内容は異なっていた。
一方のグループには、その行動と性格がどうかかわっているのか、その意味を考えて答えるような内容だった。
例えば、どのようなタイプの人が銀行口座を持つかといった内容だった。
もう一方のグループには、具体的な行動について尋ねた。
銀行員に話しかける、用紙に必要事項を書き込む、最初の入金をするなど。
これは、抽象的に考える被験者と具体的に考える被験者を分けるためだった。
そして、研究者たちは回答が来るのを待った。
その結果、きちんと返送してくれた被験者全てに報酬を払うことになっていたが、行動の意味について考えさせられた被験者の方が返送するまでの時間が長い傾向が見られた。
その中には、最後まで返送しない被験者もいた。
逆にいつ、どこでといった具体的な行動を考えさせられた被験者は、返送までの時間がずっと短かった。
つまり何をいつどこでやるかという具体的なプランがわかっていれば、先延ばしせず行動しやすいのですね。
そして、研究者たちは別のテクニックでもうまくいくのかを試しました。
次の実験では、未完成の文に単語を被験者に補わせ完成させることだった。
今回も抽象的な思考を促すものと、具体的な思考を促すグループに分けた。
例えば一方のグループには「鳥類の例として挙げられるのは、たとえば○○がある」、もう一方のグループには「鳥は○○の一つである」という問題を出した。
前者に求められたのは具体的な取りの名前だった(例えばニワトリやカラスなど)。
そして後者に求められたのは、大きなカテゴリーだった(例えば温血の脊椎動物など)。
この実験でも、どちらかの認知スタイルをプライミングされた。
そして、メールで回答を送ってもらった。
上記の結果と同じように、具体的な思考をプライミングされた被験者は、抽象的な思考をプライミングされた被験者ほど、遅れたり先送りしたりする傾向は見られなかった。
彼らはその作業を近くにあると感じ、急いで取り組んだ。
一方で、あまり具体的ではない答えを求められた被験者は回答が遅れやすかった。
ですので何かを先延ばしにしてしまうなら、やることを具体的に書いておくことです。
ポイントはできるだけ細かく何をやるのか決めておくとその分、行動しやすくなります。
なぜなら、何をやるのかが全て明確だと迷わず作業に取り組めるからです。
ちょっと一言
先延ばしを防ぐには具体的な行動を明確にしておくことでした。
一方で、抽象的な目的はモチベーションを高めてくれるメリットがあります。
ようは、具体的な行動を計画しておいても、将来どうなりたのかということがわかってないと、続くものも続きません。
ですので、ぼんやりで良いので(お金持ちになりたいとか)、そのために今何をするかという計画を立て、具体的な行動を決めておくと、目標に向かいやすくなります。
ちなみに、ルートはいくつも作っておいた方が良いです。
1つダメになっても他のルートがあると思うことによって心理的な余裕があるので、やる気がなくなることはありません。
そして、うまくいってきたら、焦点をだんだんとそこだけに絞ればいいのです。
最初は広く、だんだんと狭くしていく感じです。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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