みなさんの周りで公務員になりたいと思っている人がいるかもしれません。
ただ、今回はそういう人には気を付けた方が良いのでないかという研究を紹介します。
公務員になりたがる人ってどこか誠実そうに見えますが、実は違うようです。
もちろん、全員が全員そうだということではありません。
公務員になりたがる人は正直者!?
ハーバード大学の経済学者レマ・ハンナたちは、インドのバンガロールの大学生に実験を行い、腐敗が腐敗を招くのかについて調べた。(1)
まず、学生たちにサイコロを42回投げて出た目を毎回記録するように指示。
さらに、出た目の合計に応じた支配をするとも伝えた。
合計値が大きければ、支払いの金額も多くなるということ。
また、サイコロの目は偶然でしかないから、出る目が多い参加者もいれば、少ない参加者もいる。
したがって、個別のサイコロ投げの結果の記録が間違っているとか、あるいは特定の参加者がインチキをしていたということは必ずしも言えない。
だが、2つの集団を比較すれば、サイコロ投げの回数がとても多いので、片方の集団が明らかに高い平均値を出していれば、その集団は数字をごまかした可能性が高いといえる。(2)
その結果、多くの参加者がインチキをしていたことがわかった。
6の目が、4分の1も出ていて、1つの目は10%程度しか出ていなかった。
もし学生たちが正直に申告していたら、42回のサイコロ投げの合計が170を超えるのは全体の1%しかならないはずだが、学生669人のうち、3分の1以上が170以上の合計を叩き出していた(合計が252、つまり42回とも6の目が出たと申告するだけの厚顔さを持った学生は少数だった)。
さらに、高い合計値を出した学生は、卒業したら公務員になりたいと述べる割合が高かった。
意外ですよね。
公務員になろうとしている人はさぞしっかりしているイメージがありますが。
ちょっと一言
人間は見えていないと平気でずるをするのです。
これは、特定の人がどうのこうのというわけではなく、人間て状況によって態度を変えてしまうのです。
もう1つは、モラル・ライセンシングといって、人間は良いことをしたら(または思っただけで)、悪いことをしてもいいと思ってしまうのです。
これが公務員にも当てはまる可能性があるので、余計に不正をしたのかと考えられます。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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