僕自身、募金活動を少しやったことはありますが、全然集まらなったことを覚えています。
で、今になって思うことがあります。
何年か心理学を勉強してきたおかげかもしれませんが、募金活動をしている人は、「募金にご協力ください」などと大声で呼びかけているのをたまに駅前で見かけますが、何のためなのかすぐにわからないことが多々あります。
大事なのは何のために募金をしてほしいのか一瞬でわかってもらうことです。
そのことは後で書きますが、今回は募金をしてもらう時間、タイミングについての研究を紹介します。
僕も知りませんでしたが、言われてみれば「なるほど」と思いました。
空腹だと募金額が減る!?
ベルギーのルーヴェン・カトリック大学の心理学者、バーバラ・ブライアーらは、栄養と個人の財産との関係を細かく調べるために実験を行なった。(1)
最初の実験では、一部の被験者には4時間食べ物を与えなかった。
ひどく空腹にはならないが、多分頭に食べ物のことを思い浮かべている状態。
そして、他の被験者たちには、普通に食べてもらった。
その後、全ての被験者を対象に、いくつかの慈善団体の中からどれか一つに寄付をするシュミレーションを行った。
その結果、お腹を空かしている被験者の方が、常に寄付金の額が少なかった。
これはある領域が不足していると、別の領域を保存しようというシステムが働くようです。
食欲をそそられるだけで!?
二つ目の実験では、被験者に普通に食べてもらうが、焼きたてのブラウニーの香りを部屋に漂わせて食欲を刺激した。
そして、気前の良さを調べるシュミレーションを行った。
ここでも食べ物のことが頭にあった被験者の方が、現金を出す意欲が低かった。
さらに、この実験では被験者は別に空腹ではなかった。
ようは、ブラウニーを食べたいという欲求だけで、寄付を出させにくくさせたということです。
ちょっと一言
頭に食べ物のことがあると寄付金額が少なくなってしまうことがわかりました。
ということは、寄付活動をする時は朝食ご家中食後を狙うのがベストで、パン屋など食欲をわかせない場所でやってみるのがいいと思います。
逆に、午後3時くらいは小腹がすいてくる時間帯でもあるので、そういう時間帯は避けた方が良いはずです。
ちなみに寄付をしてもらうために言い方より、写真1枚でわかるようなものがいいです。
災害でも貧困でも、イメージがわく写真と、ストーリを少しだけ書いておくと寄付する側の共感力が高まるので寄付してもらいやすくなります。
もっとも、人間は誰かの役に立ちたいという欲求は誰でも持っています。
ですので、共感さえしてもらえれば、寄付は自然と集まりやすくなります。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!
カテゴリー一覧
