行動経済学

メンタル・バジェットという罠

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メンタル・バジェット

 

みなさんは普段、予算を考えてお金を使っていると思いますが、突然の出費や幸運なことに費用が抑えられた経験があると思います。

 

ところでその後、自分がどういうお金の使い方をしたか記憶にありますか。

 

もしかしたら、余計なところに使っているかもしれません。

 

行動経済学では心の予算(メンタル・バジェット)という言葉があり、それは経済学でいう代替可能の原則を破り、人の行動に影響を及ぼすってことです。

 

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突然出費しても遊ぶ予算は別

心理学者のチップ・ハースとジャック・ソールの実験では学生たちを2つのグループに分け、週末に上演される舞台のチケットを買う気持ちがあるか質問した。

 

第一のグループはその週にバスケットボールの感染をして50ドル使っているという設定で第二のグループはその週にすでに駐車違反で罰金を50ドル取られているという設定だった。

 

同じ50ドルでも前者は遊ぶための予算、後者は別の予算と言うわけ。

 

結果、バスケ感染組は駐車違反組に比べ観劇に行くとこ答えた人がとても少なかった。原因はその週に娯楽予算を使ったからだろうと、研究者いわく。

 

安いからその分使っちゃえ!という罠

経済学者のジャスティン・ヘイスティングとジェシーシャピロの研究によると、ガソリンの価格が変動するとレギュラーガソリンとプレミアムガソリンの間の選択がどう変わるかを調査。アメリカでは価格が低い順にレギュラー、ミッドグレード、プレミアムの順で並んでいる。

 

グレードが高いガソリンを使うようにと推奨されている車が一部あったり、高いガソリンの方が良いと信じ込んでいる人もいるそうです。

 

研究者たちは価格が1ガロン=4ドルから2008年には2ドル弱まで下がった。そしてプレミアムガソリンの売り上げがどう変化したかを調べた。

1つ目の家庭、エコン家ではガソリン価格が4ドル、1週間の支出は80ドルで買っているのはレギュラーガソリンだとする。6か月後2ドルに下がり支出は40ドルに減っている。にもかかわらず、エコンは安くなったのだからもっと車を使うべきだと考えたり、手取りの収入が増えたのだから遊びに行ったり、好きなものを買えると考えるようになる。またはガソリンのグレードを上げたりと。

 

平均すると、世帯所得が年1、000ドル増えてもレギュラー以外のガソリンを買う世帯の割合は0.1%しか増えない。

 

つまりグレードの高いガソリンを買うよりほかの物に使った方が良いってこと。

 

また、ヒューマン家では予めガソリンの予算を決めていた。安くなった分、車を使うか、ガソリンのグレードを上げたって良いよなというように考える。

 

これこそが2人の研究者が発見したことでガソリンのグレードをあげる傾向はお金は代替可能なものとして扱われる予想される傾向に比べ、なんと14倍も高くなった。

 

他の調査では牛乳とオレンジジュースではこの傾向が見られなかった。

 

調査が始まったころ、ちょうどリーマンショックと同じ2007年だった。それが原因でガソリン価格が下落。そういう恐ろしい時期に多くの家庭は節約志向に走ったが、なぜかガソリンにはお金をかけていた。

 

一言

人間って不思議なもので自分の経験で安いとかお得だと思っちゃうんですよ。だからいつも自分に寄与するものは何かと考えてメモして記憶しておくことが大事なんですよね。

 

僕だったら例えば、ガソリンが安くなったらその分本が買えるとすぐに思えるようにしておくんですよ。こうすれば、無駄に考えたり、無駄な行動は避けられるので時間も金銭的にもお得です。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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