行動経済学

プロスペクト理論の例を使ってわかりやすく解説!~実はフレーミング効果と同じ~

投稿日:2019年6月29日 更新日:


 

プロスペクトって、予想、見通し、期待っていう意味です。

 

で、このプロスペクト理論って、人間が得になりそうだと思う時には、その選択肢を選びがちになったり、その反対にリスクがあるようなものに対してはそれを避けようとする傾向がある理論のことです。

 

何を言っているのかよくわからないと思うので、早速例を見ていきましょう。

 

スポンサーリンク
 

 

プロスペクト理論って!?

行動経済学者のダニエル・カーネマンとエモイス・トヴェルスキーは、数値的なフレーミング(見方を変えること)が人の判断や決断にどのような影響を与えるかについて調べた。(1)

 

まず、被験者たちに以下のようなジレンマを提示した。

 

まず、国が珍しい病気の発生に備えて準備をしていることを想像してもらい、この病気によって600人のの死者が出ると予想されていることを告げられた。

 

そこで、この病気を撲滅するために2つの計画が提案された。

 

・計画Aが採用されれば、200人が助かるだろう。

・計画Bが採用されれば、600人が助かる見込みが3分の1、誰も助からない見込みが3分の2になる。

 

その結果、被験者たちはリスクを嫌悪した。

 

200人ではなく600人を助ける見込みは、誰も助けられないというリスクに値しないと受け止められた。

 

つまり、確実な方を選び、200人を絶対助けた方が良いということ。

 

研究者たちはまた、別の被験者に対して同じ選択肢を異なるフレーミングで提示した。

 

選択肢は以下の通り。

 

・計画Cが採用されれば、400人が死ぬだろう。

・計画Dが採用されれば、誰も死なない見込みが3分の1、600人が死ぬ見込みが3分の2となる。

 

その結果、この形式の選択肢を見たほとんどの人は、損失を嫌悪した。

 

確実な損を受け入れられるという考えを非常に嫌うせいで、それを回避するために大きなリスクを冒すことをいとわなかった。

 

実際、被験者の78%が、400人を確実に死なせてしまうより、誰も助けられないというリスクを冒してまで、全員を助ける可能性に賭けたいと答えた。

 

ですが、これには落とし穴があります。

 

600人のうち200人を助けることは、400人を見殺しにするということです。

 

しかも、600人を助ける見込みが3分の1だということは、つまり誰も死なない見込みが3分の1だということです。

 

ちょっと一言

このように、確実なものを選ぶか、一か八かに賭けるかは、選択肢がどのようにフレーミングされているかによって大きく違います。

 

要するに、言っていることは同じでも、見せられ方によってリスクをとろうとしたり、一か八かの選択肢を選んでしまいがちになるのです。

 

これをプロスペクト理論と言います。

 

もしかしたら、この理論ってニュースとかでも日常的に使われているのかなぁーなんて、思います。

 

そいういうことを意識するだけでも、大分見え方が変わるので面白いと思います。

 

スポンサーリンク
 

スポンサーリンク
 


他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!  
カテゴリー一覧
 カテゴリー

-行動経済学

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

スポンサーリンク