僕は、服でも何でも直感、いいと思ったら(数分ぼんやりして)、それを買ってしまうのです。
でも、これが無駄遣いしないためには一番良い方法なのです。
驚かれたかもしれませんが、無駄遣いがわかる時、後悔した時は買った後のことです。
買う前、買っている最中に無駄遣いしているなと思っているアホはいません。
その時にやめればいいだけの話です。
それはさておき、無駄遣いして後悔しないためには、不満を満足に変えればいいのです。
後になっても、買ったものに満足していれば、無駄遣いしたことにはなりませんし、後悔もしませんよね。
無駄遣いをしないためには良い判断を!
アムステルダム大学のアプ・ディクステルホイスとロラン・ノルドグレンは、次の実験を行った。
初めの4つのアパートに関する48項目からなる情報を被験者に提供した。
その中で4つのうち、1つだけが、他に比べて便利で外観もきれいだということにしてある(1つのアパートについてだけ、良い情報ばかりを提供する。残りの3つに関してはいい情報と悪い情報の両方を提供する)。
被験者は予め3つのグループに分けておいた。
1つ目のグループには、、情報提供後、すぐに「どのアパートが良いかと思いますか」と尋ねた。
2つ目のグループには、数分間考える時間を与えてから同じ質問をした。
3つ目のグループには、数分後に質問をする点では2つ目のグループと同じだが、その間、無関係な作業をさせて考える時間を与えなかった。
結果、3つ目のグループでは、被験者の59%が、良い情報ばかり与えられたアパートを選択した。この数字は、2つ目のグループは47%、1つ目のグループはでは36%となった。
2つ目のグループでは、被験者が意識的に思考していたはず。
だが、3つ目のグループの場合は、他の作業をさせられて、意識的に思考ができないので、無意識が思考し始めた。
無意識で思考したからこそ、数多く与えられた情報の全体の傾向を大きく把握することができ、的確な回答ができたと思われる。
意識で思考すると、一度に少数の項目しか把握することしかできず、なかなか全体像を短時間で把握することは難しいみたいです。
すぐに回答を求められたグループは、的確な判断ができず、このことから「無意識の思考」「何も考えないこと」は違うということがわかります。
そして、十分な時間を与えられた時、無意識の思考は意識的な思考よりも情報を的確に捉えることができたということになりますね。
無駄遣いっていうのは、後にならないとわかりませんよね。
見方を変えれば、後になっても買ったものが気に入っていれば、無駄遣いしたことにはならないと思いませんか。
無駄遣いして後悔しないために無意識に任せる!
ヴァージニア大学の心理学者、ティモシー・ウィルソンは、上のとは少し違った実験を行った。
被験者となった学生に、初めに5種類のポスターを見せて、好きな物を選ばせて、しばらく後に自分が選んだものをまだ気に入っているかを確かめた。
「まだ気にいている」と答えた人の割合が最も低かったのは、被験者の中でも、選ぶ前にじっくり検討すように指示したグループだった。
つまり意識的に思考をしたグループは、自分の選択に満足度が低かった。
自分への満足度が最も高かったのは、ポスターを少し見て、しばらく別のことを考えてから選んだグループだった。
ディクステルホイルらも同様の実験を家具ショップのイケアで行い、同様の結果を得た。
ただ、オランダの有名なデパートで行った実験では、逆に家具ほどに悩む必要がない商品に時間をかけた方が、のちの満足度が高かった。
ようは、何かを買う時は無意識に任せた方が良いということになりますね。
ちょっと一言
意識的に考えるより無意識的に思考した方が、後になっても、満足度が高かったということがわかりました。
ショッピングを楽しむのはいいですが、あれこれ迷ったら、最初にいなと思うものを買ってみては。
そうすれば、「なんでこんなものを買ったんだろう」っていうことが少なくなります。
そうすれば、結果的に無駄遣いが減ります。
無駄遣いとは、後にならないとわかりません。
ですので、それを防ぐために直感や無意識に任せてみては。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!
カテゴリー一覧
