行動経済学

強い感情を引き起こすと合理的な計算ができなくなる!ではどれくらい?という実験

投稿日:2020年2月15日 更新日:


 

みなさんは、感情的になることはよくありますか。

 

感情自体は人間なので当然ありますが、何かを決定する時には判断を鈍らせてしまうようです。

 

まぁ、わかりやすい例で言えば、宝くじですかね。

 

ほとんどの人はどのくらいの確率で当たるのか計算しません。

 

それは宝くじを当てたいという気持ちだけで、それを買ってしまうからです。

 

今回、紹介する研究は人間が感情的になると、どれくらい確率を無視してしまうかというものです。

 

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感情は確率を無視させてしまう!?

ルンド大学のスコット・マーフィーたちは、確率無視がどう作用するかを見るために、人々が電気ショックを避けるための支払いの意思決定する金額で実験をした。(1)

 

この研究の主な目的は、極めて感情的な(または[情動豊かな])な意思決定について、確率の差がどれくらい影響するかを見ることだった。

 

つまり、この実験は強い感情を引き起こす状況と比較的感情と無縁の状況とを比べて、危害の確率を変えた場合の影響が大きいか、小さいかを調べるものだった。

 

まず、最初の実験では比較的感情とは無縁の状況で、参加者たちは20ドルの罰金を引き起こす可能性があると伝えられた。

 

一部の参加者たちは、悪い結果(20ドルの損失)は1%の確率で生じると言われた。

 

そして、他の参加者たちはその確率が99%だと言われた。

 

参加者たちは、その悪い結果を避けるためにいくら支払うかと尋ねられた。

 

その結果、予想通りかなり大きく、標準的な経済モデルに沿ったものだった。

 

1%の確率を避けるためなら1ドル、99%の確率を避けるためなら18ドルだった。

 

次の実験では、「強い感情」を引き起こす状況をつくり、参加者たちは「短く、痛いが危険ではない電気ショック」を受ける可能性がある実験に参加したと想像するように頼まれた。

 

前回と同じように、一部の参加者たちは悪い結果(電気ショック)が1%、他の参加者たちは99%だと告げられた。

 

その結果、%の確率を避けるために7ドル、99%の確率を避けるために10ドルだった。

 

ちょっと一言

感情を伴わない危害に対する人々の反応は確立に大きく左右されましたが、強い感情を引き起こす場合は、確率条件を変えても反応はそんなに変わりませんでした。

 

つまり、感情が合理的な判断を下すときに、悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

今回の実験でわかった通り、こんなに簡単な確率でもきちんと計算ができていなかったのです。

 

そう考えると、現実世界はもっと複雑なので、かなりいい加減になっているのかなと・・・。

 

もちろん、常に冷静でいるのは難しいですが、「ここだけ」はみたいなポイントがあれば、いったん深呼吸でもして冷静になるのが良いと思います。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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