行動経済学

職場での金銭的インセンティブは幸福度を下げる原因になってしまう!

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今回は業績に基づくインセンティブについてです。

 

従業者が自分の時間をどう認識するかを方向付ける上で、人事の方針は重大な役割を果たします。

 

金銭的なインセンティブを与えるというのは、業績を向上させる基本戦略である程度効果があります。

 

とは言え、生産性の向上の恩恵を帳消しにして余りあるほどの損失をもたらしかねないことが、今ではわかっています。

 

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インセンティブ制度は実は有害!?

ブリティッシュ・コロンビア大学のアシュリー・ウィランズたちが大量のデータを分析してみると、業績に基づくインセンティブ制度は、従業者の時間の使い方を変える力を持っているかもしれないことがわかった。(1)

 

業績に応じて報酬をもらっている従業者は、友人や家族と一緒に過ごす時間が毎日2%少なかった。

 

一方、顧客や同僚との接触に費やす時間は3%多かった。

 

この違いは、彼らが何時間働いているかや、どんな業界で働いているかには関係なかった。

 

この差はわずかだと思うかもしれませんが、あっという間に積み重なっていきます。

 

これは幸せを生み出す、人との個人的なつながりにかける時間が約30分少なく、幸福感を増してくれることのない同僚やクライアントなどのつながりが約45分多いことを意味します。

 

ざっと計算すると、これは友人や家族と過ごす時間が1年あたり120時間(5日少なく)、クライアントや同僚と過ごす時間が8日多いということになります。

 

子の影響は、固定給ではない従業者にとっては特に有害です。(2)

 

時間給制の従業者の方が、時間をお金と同等と考えやすく、時間の浪費や節約、「有益」な使い方に関心が強いのです。(3)(4)(5)

 

ちょっと一言

ですので、インセンティブに影響されると幸福感が減っちゃうよということでした。

 

もちろん、お金を稼ぐことは大事なことですが、家族などと一緒に過ごせる時間がなくなると、いくらお金を稼いだところで、有害になってしまうのです。

 

ですので、インセンティブ制度を採用している職場でも自分の時間を守るようにしましょう。

 

そうすれば、幸福度は家族との時間を増やせば上がっていきますので。

 

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ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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