誰にでも顔の好みってあると思います。
では、その好みって先天的(遺伝)なのか後天的(環境)なのかどっちだと思いますか。
一般的に、人間の顔の特定の特徴は広く魅力的であると考えられています(たとえば、対称性、平均性)。
今回はそういうことを知るために、双子を使った研究を紹介します。
顔の好みは遺伝によるもの、環境にるものなのか?
マサチューセッツ総合病院のローラ・ジャーミンたちは、双子のデザインを使用して顔の好みにおけるこれらの個人差の起源を調査し、個々の顔の魅力の判断または顔の好みに対する遺伝的および環境的変動の相対的寄与を推定しようとした。(1)
まず、500組以上の一卵性双生児と200組以上の同性の二卵性双生児を集めた。
最初に、個々の顔の好みを確実に測定し、他の種類の魅力度の判断(シーン、オブジェクトの判断など)から容易に分離できた。
次に、個々の顔の好みは、主に各個人に固有の環境に起因することもわかった。
これは、主に遺伝子の変異に起因する顔の同一性認識の個人差とは著しく対照的。
つまり、一卵性双生児も二卵性双生児も同じ家庭環境を共有しているが、一卵性双生児は平均して2倍も遺伝子変異を共有している理由により、両者を比較することで、能力と好みにおける遺伝的影響と環境的影響を推定することが可能。
したがって、同じ視覚刺激(顔)内で、社会的知覚の2つのコアドメイン(同一性と魅力の判断)の2つを分けることができた。
ただ、同時に、変動が主に環境によって形成される、信頼性と客観的に測定された行動特性の、行動遺伝学ではまれな例を提もあった。
その結果、二卵性双生児においての印象の一致は、一卵性双生児のものと変わらなかった。
さらに、この一致の程度はかなり低かった。
理由として、個人的な顔の好みは、その大部分が個人固有の環境に由来するから。
つまり、双子が共有する環境が影響を与えているのではなかった。
研究者たちは、「個人の生活史と経験は、個人の顔の好みの原動力になる」と結論付けた。
要するに、顔の好みって後天的だということみたいですね。
ちょっと一言
だから、一卵性双生児でも顔の好みって一致しないんですね。
逆に、共有した環境や遺伝的に顔の好みが一致していたら、好きな人の取り合いになっていたかもしれませんね(笑)
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