思い込みと聞くと、なんだか悪いイメージがしますよね。
しかし、それを逆手にとって良いことにも使えます。
例えば、プレッシャーを強く感じた時、興奮や熱意、不安や恐怖と言った感情が入り混じった状態になります。(1)
この時にどんな気分になるかは、自分自身の楽観と悲観のレベルによって変わってきます。
楽観的に将来を前向きにとらえている人であれば、興奮と熱意を強く感じますし、悲観的な人は反対に恐怖と不安を感じやすくなります。
思い込みの力!
ニューヨーク・タイムズに掲載されていた研究では、ツタウルシに強いアレルギーを持つ人を対象にしたものがある。(2)
実験に参加した13人の被験者は、これはツタウルシだと言われて無害な植物の葉で腕をこすられ、もう一方の腕には無害な植物だと言われ、ツタウルシの葉をこすりつけられた。
その結果、無害な植物(ツタウルシだと言われたもの)に接触した全員の腕から発疹があらわれたが、本物のツタウルシ(無害だと言われたもの)に接触した腕の方に発疹があらわれた被験者はわずか2人だけだった。
神経科学者のマーセル・キンズボーンによれば、「何らかの出来事が起こった時に、脳が二種類の活性化パターンを発生させるという事実にある」という。
パターンの一つは、「アウトサイド・イン」と呼ばれるもので、外界から脳に流れ込んでくる情報(匂い、味、視覚映像)によって作動する。
もう一つのパターンは、「インサイド・アウト」、これは前頭葉にある予測中枢を発生し、起こると予測される出来事についての記憶と感情を引き起こす。
この二つのパターンが交差することにより、周囲で起こっていることについての情報がその人に伝えられる。
神経画像の研究によれば、人間は状況を予想することで発生する脳細胞の活性化(内発的な現象)は、外界の情報を受け取る前に起こる場合がほとんどだという。
ようは、思ったことが脳にそのまま伝えられ、身心の反応に大きく左右するということです。
ですが、注意してほしいのは、「前向きに考えれば何でもうまくいく」ということではありません。
楽観性によって恩恵を受けるのは、行動を起こすように仕向けられている時だけです。
ですので、基本的に将来を楽観的に考えることで、プレッシャーにかかる状況に直面しても持続的に努力できます。
だからと言って、悲観がいけないかと言えば、そんなことははありません。
詳しくは、ポジティブな目標を立て、現実的な行動を考えると、達成率がグンと上がるメンタル・コントラスティング!をご覧ください。
ちょっと一言
思い込みによって、アレルギーがでたりでなかったりすることがわかりました。
でも、そんな簡単に思い込めないと思う方は、
なりたい人のポスターとかを部屋に貼っておくだけでも効果はあります。
ぜひ、お試しあれ。
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