認知心理学

矢印って日常的によく使うけどどんな意味があるのかという実験!

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今回は矢印の意味についてです。

 

線の中には特別な性質を持つものがあり、それが矢印です。

 

矢印は非対称です。

 

矢印は指し示す印(ポインター)が一般的には片方だけについていて、非対称な関係を示すのに使わtれています。

 

線が関係だけでなく、道筋を示すように矢印も非対称な道好きと関係を示しています。

 

矢は弓から放たれて、それをさす方へ飛んでいきます。

 

水による浸食は海岸に矢型の模様をつくります。

 

しかしドット、線、箱と違って矢印は古代には存在せず、啓蒙時代になってからも見られませんでした。

 

一方で、歩いた足跡や道を示す指の形はありました。

 

エフェソス遺跡の石畳にある足跡は、売春宿への道を示したものでした。

 

中世の書籍には、文をさす指が描かれていたようです。

 

そして、矢印は20世紀に入ってから増えたようです。

 

今はどこにでもあります。

 

たくさんの画家も自分の絵に使います。

 

数学や科学では公式に矢印が使われています。

 

矢印は道路の標識にも用いられています。

 

ベニスは世界でも特に道に迷いやすい土地で、要所要所に有名な観光地(サンマルコやリアルト)への案内標識がありますが、両方をさす矢印がよく見られます。

 

現代のアメリカでは、未就学児童でも動きの方向(はしごを上る、下がる)をさす意味を正しく理解できています。

 

同様に、子供たちは事象の時系列を示すにも使われることを理解しています。

 

その絵自体が曖昧であっても。

 

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矢印ってどんな意味があるの!?

スタンフォード大学のバーバラ・トベルスキーは、矢印の意味を明らかにするために、解釈と描画という二つ一組の実験を行った。(1)

 

まず、ダイアグラムを用いた。

 

自転車の空気入れと車のブレーキ、そして滑車のシステム。

 

ダイアグラムのデザインの修正版を二組作った。

 

一つは動きを指し示す矢印がついたもので、もう一つは矢印がないもの。

 

そして大勢の学生に、六つのダイアグラムのうちの一つを見せて、そこに描かれたものを言葉で説明するように頼んだ。

 

その結果、矢印があるかないかで、ダイアグラムの意味はすっかり変わった。

 

矢印のあるダイアグラムを見た学生は、そのシステムの動きの因果を段階的に説明した。

 

例えば矢印付きの自転車の空気入れのダイアグラムなら「空気入れのハンドルを押すと、空気がシリンダーに吹き込まれる。するとバルブが開いてタイヤにつながっているチューブに空気が流れ込む」。

 

押す、吹き込む、開く、流れ込む、これらは全て動きを表す動詞。

 

矢印付きの滑車システムの説明には、次のような文言があった。

 

「ロープを引っ張ると、上の滑車の動きで真ん中の滑車が動き、それが下の滑車を動かす」。

 

矢印がないダイアグラムを見た人は、システムの構造をisやhasといった同士を使って説明した。

 

滑車について矢印のないダイアグラムを見たある被験者は、「三つの滑車がある。一つは天井にくっついている」と説明した。

 

空気入れについて、矢印のないダイアグラムを説明する被験者は、「自転車の空気入れのシリンダーとそこにピストンのついたハンドルがある」と言った。

 

研究者は使われる動詞だけから、説明を構造的か機能的(動き/行動/原因)かに分類した。

 

次に別の被験者で逆の実験を行った。(2)

 

被験者にシステムの一つについて、構造的あるいは機能的な説明を提示した。

 

被験者はそれを基に、そのシステムのダイアグラムを描いた。

 

その結果、機能についての説明を基にダイアグラムを描いた人は矢印を使っていた。

 

ただ、パーツの名前は書かなかった。

 

逆に構造についての説明から描いた人は、矢印は使わず、パーツの名前を書いた。

 

要するに、矢印は因果関係のある一連の動きを表すと理解され、またそれを示すために描かれるということ。

 

描画(プロダクション)と理解(パフォーマンス)は合わせ鏡。

 

矢印の意味は、線と棒と同じように双方向。

 

また、大学院生のレイチェル・マケンジーが、STEMの教科書(生物学、化学、物理学、工学)に出てくる何百ものダイアグラムを集めた。(3)

 

研究者たちが行った大掛かりな調査では、だいたい7つにまとまった。

 

つなげる(例えばラベルをパーツに)。

 

時間的な次の段階を示す。

 

因果関係における次の段階を示す。

 

動きを示す。

 

動きの種類や方向を示す(例:うねうねとした矢印)。

 

上昇、下降を示す。

 

目に見えない力を示す(風や重力など)。

 

多くの場合、使い方の違いは明確ではなく、同じ形の矢印を三つか四つ使っているダイアグラムが多かった。

 

岩石の循環や窒素循環のダイアグラムの矢印が、動きを示しているのか、次の時間段階を示しているのか、あるいは見えない力を表しているのかはそれだけではわからない。

 

ちょっと一言

ということで、矢印は動作や機能を説明する役割があるのです。

 

まぁ、言われてみれば、当たり前ですよね。

 

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ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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執筆者:



【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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