認知心理学

同じデータでも棒グラフと線グラフで印象が変わるのかという実験!

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今回はグラフによって同じデータでも見られ方が違うということについてです。

 

棒グラフと折れ線グラフはどこでも見られます。

 

ですが、見た人はどう意味を理解するのでしょうか。

 

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グラフによって!?

スタンフォード大学のバーバラ・トベルスキーは、棒と線はたとえ同じデータを示していても違う意味を伝えているのではないかと考えた。(1)

 

線は関係を表している。

 

線上の点は同じ土台となる軸における違う価値を持つようだが、もしそうなら線は動向だと考えられる。

 

対照的に、棒は入れ物。

 

別々の、物の集まりと言うが、もしそうなら棒は独立したものの比較と解釈するべき。

 

研究者は、その両方のグラフを大勢の被験者に見せ、このグラフは何を伝えているか尋ねた。

 

グラフにはタイトルがつけられていることもあった。

 

「8歳児と10歳児の身長」とか、「女性と男性の身長」など。

 

その結果、このデータが折れ線グラフで示されると、動向で答える人が多かった。

 

AからBへは増加関数で、身長は年齢が上がるごとに高くなる、など

 

一方で、同じデータが棒グラフで示されると、独立したものの比較と考えられた。

 

BはAより大きい。

 

つまり、10歳児は8歳児より大きい。

 

もしグラフの種類がこのように意味に影響するなら、逆も言えるはず。

 

研究者は、別の被験者集団に、動向か独立したものの比較かのグラフを描くようにしてもらった。

 

その結果、動向には折れ線グラフ、比較には棒グラフを描いた。

 

グラフの作成や理解のためには、もとのデータが連続値(身長のような)か離散値かということよりも、グラフの形態の選択(線か棒か)の方が重要であることがわかった。

 

ちょっと一言

グラフにこんな捉えられ方があるとは思いませんでした。

 

ただ、言われれば確かにそうだなと思いました。

 

データが同じでも違う意味として解釈するということは、グラフで示した人の意図もあるかもしれません。

 

ですので、グラフを見る時は注意して読む方が良いかなと思います。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

-認知心理学

執筆者:



【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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