認知心理学

1人ならどんな人間も自分に甘くなる

投稿日:2017年5月26日 更新日:


鏡

 

今まで人間は嘘をついたり話を脚色したりという話をしてきましたが、今回はモラル!

 

そういう事実があるのでもうモラルもへったくれもないという気がしていますが、さて実際はどうなんでしょうかね。

 

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自分に有利になる行動をとるのは当たり前

カンザス大学のダン・バトソンは学生を実験室に1人ずつ連れてきて実験に参加してもらったが、学生には不平等な報酬がチームワークに与える影響についての研究だと思わせた。二人組の各チーム1人は問題に対する正して解答の報酬として懸賞金が当たる抽選券がもらえる。しかし、もう一方の人はもらえない。

 

参加者たちは研究者から「あなたにはどちらかが報酬を得て、どちらかが報酬を得られないかを決定していただきます。パートナーは向こうの部屋にいますが、二人が顔を合わせることはありません。そして、パートナーにはその決定は偶然によって決められたものだと告げられます。が、しかしあなたは自由に決められます。ここにコインがありますよね。この実験では大半の人がコイン投げが最も公平な決定方法だと思うみたいですよ」と。

 

それから参加者は選択するために部屋に1人にされる。

結果、約半数がコインを使った。なぜわかったかというと、コインにはビニールで包まれていたからだ。

コインを投げなかった90%の人たちは自分に有利な選択をした。また、コイン投げをした人でも、その確率的法則が無視され、90%の人たちが自分に有利な選択をした。

 

言っていることとやっていることの違い

ハドソンは数週間前に参加者、全員(心理学クラスの学生)に様々な道徳性に関するアンケートを実施していたため、道徳的性格の様々な測度が実際の行動にどれだけつながるかについてチェックすることが可能だった。

その中での発見は社会的な責任や他者に対する気遣いに最も関心ががあると答えた人たちは、よりビニール袋を開ける傾向にあったが、より他人を有利にするという傾向はなかった。

 

わかりやすく言うと、自分は道徳的に正しいことをしているし、実際にコイン投げをして「正しいことをする」という傾向にあったが、自分に不利になった結果が出ると、それを無視する口実を見つけ出し、自己利益に従ったということ。

 

ハドソンは実際以上の見せかけの道徳性を重視する傾向を「道徳的偽善」と呼んでいる。

 

参加者たちは倫理的な方法で決定を行ったと回答。

 

道徳的偽善を防ぐ方法とは

ハドソンはコインにはっきり裏表がわからないから自分をごまかしたのではないかと考え、裏表をはっきりわかるように再度実験を行ったが、結果は変わらなかった。

唯一効果があったのは部屋にいる参加者の目の前に大きな鏡を置いたり、公平性の重要さについて強調することだっだ。

 

人間は見られていると思うと、道徳的な行動をとりやすいんですよね。だから僕は部屋の机にスタンドミラーを置いているんですよ。これだけでも効果あるので試してみては。

鏡があると余計なことをしていたりすることに気付けるのでいいと思います。

 

ちょっと一言

嘘や道徳的な欠如が人間にはあるという科学的な事実がある以上、それを受け止めるのは当たり前です。ですが、僕は悲観しろと言っているわけではなく、その事実を前提に考えれば、むやみに人を責めたりと感情に振り回されず冷静に判断できると思っています。むしろそういう事実から目を背ける方がよっぽど問題です。

知らないで行動するのと知っていて行動するのとでは大きく違ってきます。知っていれば、他人のちょっとした嘘など許せたり、鏡を見れば、自分が今やっていることに自信を持てると思いませんか。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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