多分、自分が正しいと思い込んでいる人ってみなさんの周りにもいるのではないでしょうか。
僕の周りにもいます。
はっきり言って、面倒くさいですよね。
でも、ちょっと考えてみてください。
自分が正しいと思っている人って本当に正しい答えにたどり着けると思いますか。
自分の考えと一致する情報を重視する人たち!
スタンフォード大学のリチャード・ロスたちは、死刑と、それが殺人への抑止効果につながるかどうかという文脈において、この可能性を調べた。(1)
被験者たちは全員が死刑に賛成する者、あるいは反対する者であり、抑止効果をテーマにした2つの研究についての簡単な説明が与えられた。
一方の研究では、隣接した州においての殺人発生率を比較していた。
もう一方の研究では、特定の州内における、死刑を採用あるいは廃止した前後での殺人発生率を比較していた。
ただ、被験者たちに知らされていなかったのは、実験者が実際のデータを告げていなかったということだった。
実験者は、比較の手法と結果の組み合わせを自由に操作していた。
つまり、被験者たちは自分の見解を裏付けるような研究と、自分とは反対の立場の見解を裏付けるような研究についての説明を読まされていた。
その結果、どちらの立場の被験者も、州と州との比較であれ、州内の時系列的な比較であれ、自分の意見を裏付けるデータを示した研究の方が、方法論として正しく、有益であると考えた。
さらに、両方の立場の被験者は、どちら研究の説明であってもそれを読む前よりも、今の方がもっと自分の立場に確信を持っていると回答した。
つまり、人は研究の質より、自分が支持する結果を重視するのです。
まぁ、だから判断を間違えるのは当然だということが言えるのです。
ちょっと一言
どこのでも「自分が正しい」と思っている人はいると思いますが、自分の考えにあった情報にしか目が行かないのです。
また、上記の実験では、情報が下降されていることを被験者たちは知りませんでした。
にもかかわらず、その情報が間違っているかどうかも疑わず、自分の考えていたことが「やっぱり正しかった」と思ってしまうわけです。
これってすごい恐ろしい話ですよね。
そういう人ってウザいですが、見方を変えれば自分が間違っている可能性に気付かないおめでたい人なのです。
この記事を読んでいる人は、そうではないと思いますが、誰でもそうなってしまう可能性があります。
そうならないためには、色んな情報に触れることです。
もちろん、自分が信じていることでも、反対の情報も見ることが大事です。
要するに、常に多角的に物事を見るようにしておけば、こういう確証バイアスに陥らずに済みます。
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