認知心理学

悪い扱いをされる人は実際に悪くなくても悪いように見られてしまう!

投稿日:2021年3月20日 更新日:


今回は、バイアス(思い込み)についてです。

 

バイアスは老若男女、誰でもかかります。

 

しかも、頭の良さとも関係がありません。

 

これから紹介する実験では、バイアスにかかっている人ではなく、その相手を第三者視点で見た時にどういう反応するかというものです。

 

つまり、笑顔でプレゼントを渡された人と義理チョコを渡された人では、どちらが好意を持てるかということです。

 

バイアスにかかなければ、どちらも同じように見られるはずです。

 

今回は園児を対象にしたものですが、大人も同じようにバイアスがかかってるだろうなと個人的に思いました。

 

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ひどい扱いをされる人は悪い人!?

ワシントン大学シアトル校のアンドリューNメルツォフたちは、園児が大人を他の人からどう見られているのかをどう察知しているのかを調べた。(1)

 

実験では、園児に1人の大人が2人の人物に挨拶している様子の動画を見せた。

 

動画の女性は、1人に対しては、笑顔で体を寄せて温かみのある声のトーンで話し、嬉しそうにカラフルなおもちゃを手渡した。

 

もう1人に対しては、顔をしかめ体をよじりながら冷たい声のトーンで話し、しぶしぶカラフルなおもちゃを手渡した。

 

動画を見た後、園児たちにどちらの大人が好ましいか尋ねた。

 

その結果、75%の園児たちは扱いが良かった大人を好ましいと判断していた。

 

また、どちらの大人におもちゃを渡したいかと訊くと69%の園児が扱いが良かった大人だと答えた。

 

つまり、良い扱いを受ける大人は良い人で、悪い扱いを受ける大人は悪い人だと考えた。

 

ちなみに、この動画はたった30秒間だけだった。

 

それを見ただけで、バイアスにかかっている(思い込みがある)人ではなく、バイアスにかけられている人に責任があると判断した。

 

そして、ひどい扱いをされた大人に対する否定的な見方だけでなく、その人にはより少ないおもちゃを与えられるように園児たちは望んでいた。

 

ちょっと一言

多分、これって大人でも当てはまると思います。

 

「良い扱いを受けている人はきっといい人に違いない」なんて思うことがあると思います。

 

逆もしかりです。

 

だからといって、それが真実かどうかは全く別の話です。

 

後になって、「思った人と違っていた」なんて話がよくありますが、こういう思い込みからくるんですよね。

 

ですので、そういう風に思った時は、いったん逆のことについて考えてみると、考え方にバランスが取れるようになり、バイアスにかかりにくなります。

 

すると、間違った判断もしにくくなるので試す価値はあるかと。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

-認知心理学

執筆者:



【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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