認知心理学

身体に良くないと思い込んでいる食べ物で体調が悪くなるノーシーボ効果!

投稿日:2019年5月6日 更新日:


 

多分、プラシーボ効果って聞いたことがあると思います。

 

知らない人のために説明しますと、効果のない薬をあたかも効果があるかのように信じ込んで飲むことによって、何らかの改善がみられる効果です。

 

じゃあ、逆に「これは身体にとって良くない食べ物」だと信じ込んでいた場合にはどうなるでしょうか。

 

スポンサーリンク
 

 

思い込みが体調を悪化させる!?

 

メルボルンのアルフレッド病院胃腸科のピーター・ギブソンのチームは、グルテン(大麦・小麦・ライ麦などに含まれているたんぱく質の一種)を含まない食事が一般の人たちに及ぼす影響を調べた。(1)

 

グルテンに対する免疫が引き金になって起こる自己免疫疾患がセリアック病の患者になることはわかっていたが、セリアック病患者以外で腸が弱い人たちも、グルテンフリー(グルテンを含まない)食事を摂ることで症状が改善されるかどうかということだった。

 

34人に対し、非グルテン過敏症セリアックを調べるためにランダム化比較実験を行った。

 

その結果、グルテンがセリアック病でない患者に症状を引き起こした。

 

 

ところが、この実験には厳密さが欠けていたのです。

 

つまり、参加者が研究室の外で摂取しているものはわからないということです。

 

 

そこで研究者は、参加者に体内に取り込んだものをより正確に判断できるように、用意された食事だけをしてもらった。(2)

 

その際、ラクトースなど胃腸の不調を引き起こす他の要因は確実に食事から除かれていた。

 

そして、9日間にわたって実験が行われた。

 

分析した結果、当初発見された非セリアックグルテン過敏症は消えていた。

 

研究者は、最初の実験結果をノーシーボ効果によるものだと考えた。

 

 

つまり、グルテンを摂ると身体に悪いという思い込みで体調が悪くなっていたのです。

 

研究者は、「我々の最初の研究に反して、グルテンに特別な反応を見つけることはできなかった」と結論付けた。(3)

 

人間の思い込みってすごいですね。

 

ちょっと一言

ノーシーボ効果は、グルテン以外にも何でも当てはまります。

 

身体にとって良くない食べ物だと思って食べると、何らかの不調をきたすこともあります。

 

ですが、そこまで気にしないことも元気に生きていくには必要なことかと思います。

 

まぁ、バランスは難しいですが。

 

スポンサーリンク
 

スポンサーリンク
 


他にも色んなジャンルから(勉強法やコミュテクなど)たくさんの記事が読めます!  
カテゴリー一覧
 カテゴリー

-認知心理学

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

スポンサーリンク