モラルのない人って嫌ですよね。
特に、いい加減なことが大嫌いな人にとっては許せなかったりすることもあると思います。
もちろん、モラルのない人にも問題はあると思いますが、今回はモラルが低下してしまう時間帯について紹介しようと思います。
午後になると、検査や診察が甘くなる!?
クリーブランド・クリニックのマドゥスダン R. サナカが行った研究では、午後に検査を行う場合は、医師は検査手順をすべてこなせない傾向があることがわかった。
(1)
ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のハリー・レイズ・ニーバたちが行った研究では、医師が急性呼吸感染症のの患者に対し、不必要な抗生物質を詳報する傾向は、午前と比べて午後に格段に高まることがわかった。(2)
それはたくさんの患者を診察するために意思決定力が次第に弱まり、患者の症状が抗生物質の効く細菌感染症なのか、効かないウィルス性の感染症なのかを突き止めるより、ただその処方箋を書くこと、つまり楽な方をする傾向があった。
正確に診断してもらいたかったら、午前中に行った方が良さそうですね。
誰もが手洗いをしなくなる時間帯!
ハーバード大学のヘンチェン・ダイたちは、アメリカの30を超える病院で、手洗いに関する大規模な調査を実施した。(3)
まず、無線自動識別(RFID:radio frequency identification)機能を備えた殺菌剤ディスペンサーと、従業員のバッジに組み込まれたRFIDチップとが通信できる仕組みを作った。
研究者たちは、合計4000人以上の介護者(その3分の2は看護師)を調査した。
調査期間中、介護者には1400万回近く手を洗う機会があった。
その結果、平均すると、手を洗う機会があった時と、職業上手洗いの義務が生じたを合わせた回数の半分以下しか、彼らは手を洗わなかった。
そして、彼らの大半は午前中に勤務を始め、午後になると手を洗う回数はさらに減った。
比較的まめに手を洗っていた午前中から、比較的怠けがちになった午後への低下率は38%になった。
つり、午前中は10回手を洗っていたのに対し、午後は6回しか手を洗わなかった。
研究者たちは、「私たちが発見した、一般的な勤務体制での手指衛生手順の低下は、本研究の対象となった病院を含む34の病院で、年間約7500人の不必要な感染者と、年間1億5000万ドルのコストを生じさせる可能性がある」とコメント。
この比率をアメリカの入院患者に拡大してみると、そういう時間帯で生じるコストは、莫大な数字になるようです。
本来なら感染しなくていい感染者が60万人、125億ドルのコスト、本来死なずに済んだ人が3万5000になる計算になるみたいです。
午後2時~4時は魔の時間!?
ラフバーラ大学のルース・レイナーたちの研究では、睡眠に関する自動車事故が得に起きやすくなる時間帯が1日の中で2回あることがわかった。(4)
1つは、午前2時~6時から夜中から明け方にかけて。
もう1つは、午後2時~4時だった。
その他、アメリカやイスラエル、フィンランド、フランスなどでも、交通事故に同じパターンがあることがわかった。
『メディカル・デイリー』に掲載された調査では、仕事をする人が1日に出もっとも非生産的になるのは、午後2時55分だとしている。(5)
その理由として、ノースウェスタン大学のマリヤム・コウチャキたちの研究でわかったのは、大半の人は、「午後よりも午前中の方が、嘘やごまかし、窃盗、その他不道徳な行為に陥る誘惑に負けない」ということだった。(6)
ちょっと一言
病院に行ったり、自分にとって大事なことは午前中に済ませておくことで余計なリスクは下げられそうですね。
反対にどうでもいいことは後回しにして、午後に持ち越してもいいと思います。
とりあえず、人間は午後になると、モラルが低下するということを覚えておくだけでもいいと思います。
多分、概日リズム的に、14~16時が一番眠くなり、そのせいで判断力や集中力が低下してしまい、結果的にモラルのない行動をしてしまいがちになるのではないかと思います。
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